スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼 (宝島社文庫 このミス大賞) [ 志駕晃 ] 価格:702円 |
ネットの怖さが身に染みてわかる、誰にでも起こりうる話「スマホを落としただけなのに」。
その続編です。
前作からまだ日も浅い、まさに捕まった直後と言ってもいいぐらいのホヤホヤ(これは言いすぎかしら?)の続きです。
しかも、今回は前回の犯人が一緒に事件を調べることになるのですからびっくり。
まぁ、ここまではありがちなパターンですが、最後は見事に意表をついてくれます。
できれば1冊目「スマホを落としただけなのに」を読んでからの方が、話の流れ的にはわかりやすいです。
本に巻かれている帯にも、「第1弾の前には、絶対に読まないでください!」なんて書かれています。
ちなみに、シリアルキラー・浦野が、なんだか「金田一少年の事件簿」に出てくる「地獄の傀儡師」もしくは「犯罪芸術家」とも呼ばれている高遠遙一(たかとお よういち)にイメージがかぶる…。
さて、ストーリーはこんな感じ↓
神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一はあるPCから、死体で見つかった女の情報を探っていた。
そのPCは、「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった。
秘密を探るうち、犯人は桐野にある取引を持ちかけ――。
その頃、巨額の仮想通貨流出事件が発生。
セキュリティ会社で働く美乃里のもとに、ハッカーらしき男からコンタクトがあり……。
情報化社会の恐怖を描くサイバー・サスペンス!
*「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」背表紙より抜粋