「去年の冬、きみと別れ」中村 文則

去年の冬、きみと別れ (幻冬舎文庫) [ 中村文則 ]

価格:496円
(2019/1/7 22:49時点)

映画化された小説。
でも、映画を観た友人の話では、ちょっと原作と大きく違うところもあったと。
映画と小説、両方で楽しんでみてもいいですね。

主人公は「僕」。
でも、この一人称の呼び方に仕掛けがされています。
その仕掛けは、話の途中で「君は誰だ?」と呼び掛けられることで判明します。
なので、この部分で「えーーーーー!?」と、最初にリターン。
注意深く読むことをお勧めします。

ストーリーはこちら!


ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。
彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。
だが、動機は不可解。
事件の関係者も全員どこか歪んでいる。

この異様さは何なのか?
それは本当に殺人だったのか?
「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。
なぜなら、この事件は実は…。

*「去年の冬、きみと別れ」裏表紙より


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「あなたの罪を数えましょう」菅原 和也

あなたの罪を数えましょう (講談社タイガ) [ 菅原 和也 ]

価格:745円
(2019/1/5 14:19時点)

ハッキリ言って、グロいです。
もう殺し方が半端ない。

「殺人鬼」や「館シリーズ」で有名な綾辻行人さんが激推しするだけあって、かなりのグロさと面白さがあります。
凄惨な殺人シーンは、「もうやめてくれ~」と心の中で叫びまくりでした。

あまりグロいのは好きではないのですが、話は面白いので別の菅原さんの作品が読みたくなる、そんな中毒性があります。
この本を読んだ後、一般的な推理小説での殺人なんぞ生易しく思えるほどです。

ストーリーはこちら!


キャンプ中に失踪した友人たちの捜索を頼まれた、探偵夕月と助手の亮太。
依頼人の三浦とともにたどり着いた山奥の廃工場で、彼らが見つけたのは、多数の人間が監禁・惨殺された痕跡だった。

時は遡り1ヵ月前。
工場に閉じ込められた六人が向き合わされた過去の罪。
仲間の自殺に隠された真実を暴かなければ、死が待つ。

過去と現在、二つの物語から逸脱種探偵が導く前代未聞の真相!


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「十五年目の復讐」浦賀 和宏

十五年目の復讐 (幻冬舎文庫) [ 浦賀和宏 ]

価格:648円
(2018/12/30 11:29時点)

「Mの女」で、主人公・西野冴子を罠にはめた人々に集点をあてた作品。
どうして西野冴子を罠にかけるために協力したのか…その背景がわかります。

しかも、西野冴子とは関係ない、当人にとっては重大な事実が判明していくと、西野冴子の事件以外のドラマも。
一人一人、読み終わった後に、見方が変わります。

なるほど~。
こんなやり方で不本意ながらの協力をさせたんですね!
こわっ!!

西野冴子だけでなく、周囲の人までも意のままに操る手腕は恐怖以外の何物でもないです。
こんな人には絶対に逆らえない!
現実にいたら怖いです…。

ストーリーはこちら↓


ミステリ作家の西野冴子は、ストーカー扱いされた揚げ句、殺人事件の犯人として逮捕されてしまうが、一切心当たりがない。

始まりは、彼女が受け取った一通のファンレター。
些細な出来事から悪意を育てた者が十五年の時を経て、冴子を逃げ場のない隘路に追い込んでいく。

残酷なほど計算し尽くされた罠に落ちる人間を描くサスペンスミステリ。


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「Mの女」浦賀 和宏

Mの女 (幻冬舎文庫) [ 浦賀和宏 ]

価格:540円
(2018/12/15 16:00時点)

衝撃的なほどに、立場が逆転!
いつのまにか主人公がやばい状況にまで追い詰められており、もはや形勢逆転は無理!

もやもやっと、すっきりしない終わり方です。
してやられた感が半端ない。
主人公と同じ立場だったら、本当に嫌だなと。

ストーリーはこちら↓


ミステリ作家の冴子は、友人・亜美から恋人タケルを紹介される。
第一印象からタケルに不穏なものを感じていた冴子は、一通のファンレターを契機に、タケルに不審を抱き、彼の過去を探ることに。

するとそこには数多くの死が…!
そしてその死は着実に冴子と亜美にも近づいていた。

逆転に次ぐ逆転。
鮮やかに覆っていく真実。
これぞミステリの神髄!


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「敗者の告白」深木 章子

敗者の告白 (角川文庫) [ 深木 章子 ]

価格:820円
(2018/12/10 19:20時点)

奥さんと息子さんの転落事故で、旦那さんが容疑者として逮捕。
弁護士さんが事件を調べる中で、関係者各位の供述をそのまま載せて話が進行します。

全員が供述した最後に、弁護士さんが自分の見解を述べるという形のお話です。

ストーリーは主人公目線で進むのではなく、関係者の言葉だけで進行。
それだけでも、十分に事件の様子、ストーリー展開がわかり、読者はまるで主人公である弁護士の立場にたって話を聞いているかのように感じられます。

ちなみに、主人公といっても、そこまでキャラが立っていないので、主人公の弁護士は読者!?

8人が順番に告白していくのですが、そのうちの誰かが嘘をついています。

嘘つきは誰か?
また、どんな嘘をついて、本当は誰に復讐しようとしているのか?

ストーリーはこちら↓


となる山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。
夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。
しかし、関係者の発言が食い違い、事件は思いも寄らない顔をみせはじめる。

遺された妻の手記と息子の救援メール。
事件前夜に食事をともにした友人夫婦や、生前に妻と関係のあった男たちの証言。
容疑者の弁護人・睦木怜が最後に辿り着く、衝撃の真相とは!?

関係者の“告白”だけで構成された、衝撃の大逆転ミステリ。

*「敗者の告白」背表紙より抜粋


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