01巻:私がモテてどうすんだ

私がモテてどうすんだ(1) (別冊フレンドKC) [ ぢゅん子 ]

価格:463円
(2018/11/8 12:16時点)

ネットの広告で見かけ、何気なく読んでハマった。
見事にやられました。

めっちゃ、おもしろい!

主人公はBL大好きなアニメおたくな腐女子・芹沼花依(せりぬま かえ)。
体型もぽよんぽよんで、それを示すようにおおらかな性格。
イケメンが仲良くしている姿に、いつも萌えています。

 

体育の授業中、バレーボールをするイケメンに見とれていると、勢い余って突っ込んできた!

それに対して、花依ちゃんは
「いいモン見せてくれて…サンキュー…」
と満足そうに気を失い、保健室に運ばれます。

気が付くと、親友であり同じアニオタのあーちゃんが付き添ってくれていました。

そこで始まるイケメン談義。
先ほどのイケメン…五十嵐(5)と七鳥(7)が繰り広げたプレーを
「いい5×7が繰り広げられていた」
と語り合います。

ちなみに、あーちゃんは
「7×5だってば」
と譲らず。
なんのこっちゃ。

そして、大好きなアニメキャラ「ミラ・サガン」のシオンについて熱く語っていると、後輩のイケメンであり保健委員の四ノ宮くんに、他に具合悪い子がいるからとっとと出て行けと追い出されます。

美少年の冷たい態度に二人は…
「美少年は気高くツンであるほどおいしい」
と盛り上がります。
そう来たか!?

で、盛り上がっている最中に、廊下で部活の先輩・六見先輩にバッタリ。

こちらの先輩はとても優しくて、ケガしている花依ちゃんを心配してくれます。
もちろん、イケメン。
これでのちにバトルが繰り広げられるイケメン4人がそろいました。

あーちゃんが言うように、花依ちゃんってイケメンに縁がある。
うらやましっす!

 

教室に戻ると、突っ込んできた七鳥くんと五十嵐くんが「ごめんね~」と寄ってきます。
その二人のじゃれあう姿に花依ちゃんは萌え~!!!

 

そして、帰宅。
大好きな「ミラ・サガン」の放送を視聴。
今回はシオンがメインという事で、頬を赤くしながら幸せそうにみております。

が…

なんと、シオン死す!

花依ちゃんの絶叫が響き渡ったのは言うまでもありません。
あまりの衝撃に、持っていた携帯も指の圧力で「バキャッ」と一撃粉砕!

 

そして1週間。
ショックで家に閉じこもっている花依ちゃん。
連絡が取れない(携帯が壊れたから)あーちゃんは心配です。

その頃、芹沼家では部屋に閉じこもって食事もろく摂らないかえにしびれを切らした兄・拓郎が、脚で扉を蹴っ飛ばして無理やり花依を布団から出します。

「かーちゃんに心配かけてんじゃねぇっつの」

と布団をめくった拓郎と、近くにいた母は花依ちゃんの姿にびっくり。

そんな二人の様子はおかまいなしに、まだ落ち込んでいる気持ちのまま花依ちゃんは脱衣所に。

ふと鏡をみて、そこに見た事ない顔にやっと、花依ちゃんも自分の異変に気が付くのでした。

ポスター可と思ったら自分の顔!?
「鏡が壊れてる!!」
なんて拓郎と母の元にすっ飛んできます。

 

翌日、登校したクラスでもざわざわ。
あーちゃんも最初はかえとわからないほど。
クラスメイトも「はぁぁぁ!?」と大絶叫。

一瞬カオスになったところを、五十嵐くんに助けられますが、その笑顔に五十嵐がまずはズキュン!

一瞬みとれるも、からかう七島くん。
花依ちゃんがうるっとした表情にズキュン!
はい、2人目。

花依ちゃん、皆の態度に深く傷ついていた!?
意外とナイーブね…

と、思ったのは間違いで、実は七島君はシオンに似ているので、その姿をみてシオンを思い出しちゃって涙が出てきたのです。
それが涙の真相。

いつもなら軽く返すのが花依ちゃんですからね。
わはは。

 

泣きながら廊下を走っていると、曲がり角で四ノ宮くんにぶつかります。
「危ないだろ」
と怒る四ノ宮くんですが、謝る花依ちゃんにズキュン!
はい、3人目。

ケガをしているからといって、保健室に連れて行かれます。
瞬間的に会話の糸口を見つける四ノ宮くんは、意外と肉食系?

 

ケガをしていると連れていかれた保健室で、六見先輩に遭遇。

なんと、木から降りられなくなったねこちゃんを助ける際に、めちゃくちゃひっかかれたそうで、その手当をしていたところでした。
優し~

しかも、この先輩。
誰もがわからなかったかえちゃんを普通に識別。

六見先輩によって美人の正体がデブのかえだと気が付いた四ノ宮くんは、ショックでその場から走り去っていきます。
まだまだ少年だなぁ~(笑)

どうして自分だとわかったのかと聞くと、六見先輩は
「優しいところは変わらないじゃない、芹沼さんだよ」
と。
うーわーーー!!

そんな優しい六見先輩の言葉に、見た目が変わったことでによる皆の反応に戸惑っていたかえも気持ちが落ち着きます。

って六見先輩のズキュンポイントがわかりにくい…。

 

何も変わらない…

と思っていたのですが、事態は確実に変化。
帰りの下駄箱で、五十嵐くんに映画に誘われます。

その現場をみた七島くん、四ノ宮くん、六見先輩もやってきて…初めての事に花依ちゃんの脳みそがついていけません。

「誰といく?」
と詰め寄られますが、答えられるわけもなく…。
結局、皆で日曜日に映画を見に行くことになったのでした。
パラダイスか!?

 

痩せた花依ちゃんは洋服がないので、あーちゃんに洋服を借りていきます。
でも、展開にいまいちついていけない花依。
とりあえず、自分がオタクであることがばれないようにしなければいけないと心に誓います。

でもね~
生粋の夢見るオタクなんですから、そこは無理!
デート中は妄想全開です。

四人の並ぶ姿に見とれて、ついいつもの習性で壁からこっそり見てしまいます。
それに気が付いた五十嵐くんが「こっちだよ」と呼び、ようやく現実に。
大丈夫かいな。

映画館では五十嵐くんにもたれかかる七島くんを凝視。
映画に涙した四ノ宮くんに、ティッシュを渡す六見先輩を凝視。

抜け駆けしようとプリクラに連れ込んだ五十嵐くん。
見つけた七島くんが飛び込んできた撮れたプリクラに興奮。

カラオケでアニソン歌いたいけれども我慢!
…と、我慢し続けた花依ちゃんは心身ともにボロボロに。
デートというよりも試練だね…。

 

そんな状況に追い打ちをかけたのが、「anime伊東」のメーカー蔵出し、「ミラ・サガ」限定グッズ販売!
店舗限定の、過去に発売直後10分で売り切れたという幻のグッズに、花依ちゃんの心は崩壊寸前です。

なんとか我慢するも、
「限定品、残りひとつでーーーす!」
という売り子さんのセリフにあえなく崩壊。

「行かなくちゃーーー!!」
と叫んで、「ミラ・サガ」限定グッズをゲットしてきます。

お店から出てきた花依ちゃんは、なんとも戦いから帰ってきたような…。
迷いを振り切った様子。

「ごめんなさい。実は私、オタクなの」

と告白します。

自分に嘘はつけないと、今日はありがとうと去りかけたかえに、六見先輩が一言。

「何が問題なの?」

六見先輩の優しい言葉に、花依ちゃんうっとり。
で、その様子に他の皆も「次は芹沼さんの行きたいところにいこう」と。

感激した花依は、皆を「anime伊東」に連れていき、新商品を堪能するのでした。
わはは。

 

オタクであることを隠す必要がなくなった花依。
皆にお礼として、アニメキャラのチャームを配るほど。
学校生活も落ち着き通常運転に。

そんな時、花依にサッカーの助っ人依頼が舞い込みます。

もともと花依は運動神経抜群。
体が痩せた事で、さらに磨きがかかっている状態ですから、スカウトがかかるのも無理ない。

11人ギリギリで回していた女子サッカーで、ケガで欠員が発生。
週末に練習試合があるので、助っ人としてお願いされたのでした。

安請け合いしないほうがいいよと言うあーちゃんに花依は、こうみえてもサッカーは詳しいから大丈夫と宣言。

「キャプテン翼もシュート!もイナズマイレブンもたしなんでおりますから」

とあーちゃん(と読者)を仰天させます。

その話を聞いた五十嵐くんは、サッカー部という事からも、終わった後に教えてあげると助け舟。
ただ、七島くんは「一朝一夕でできるほど甘くない」と。
対して花依は「ボールはともだち(byキャプテン翼)」と名台詞で返します。

とはいえ、もともとインドア派なので、いくら運動神経が良くても体力がついていかない。
なんとか苦労しながらも、四ノ宮くんや六見先輩の助けも借りて練習に挑みます。

そして試合当日。
1点差。
ロスタイム。

あきらめムードが漂う中、花依が持ち出した名言(byスラムダンク)が皆の心に響き(?)ます。

そのおかげか、かえのありえない奇跡が起こります。

 

サッカーの試合で大活躍(?)した花依ちゃん。
夏休みが近くてルンルン。

その理由は、コミケにライブにトークイベントとたくさんの楽しみが待っているから!

が!

はしゃぐ花依に先生の非情のセリフ。

「今度の期末、赤点取ったら補習2週間」

完全にパニックに陥る花依に、勉強のできる六見先輩が家庭教師をしてくれることに。
もちろん、他のメンバーもついてきます。

「みんな勉強熱心だね~」
と六見先輩。
いや、絶対に違うだろ…。

 

で、王道の図書館。

…にいくも、騒いで追い出されます。

次にファミレス。
…も、追い出されます。

どこにも行く当てがなくなり、五十嵐くんの一言で花依の家に決定します。
勉強を教えてくれるのだから場を提供するのに異論はないけど、問題が一つ…

確かに腐海だね…
(風の谷のナウシカ)

緊急打開策として、泣く泣くすべてをクローゼットに封印し、掃除機をかけて表面上はきれいに整えます。

 

翌日、イケメン4人の来訪におかあさんがびっくり。

そりゃそうだよね。
メイクしてお茶菓子を持っていく始末。

花依がおかあさんを追い出している間、七島くんが部屋の中をガサガサと…
クローゼットに入らなかった、かえが巧妙に隠していた者(シオン様)を見つけてしまいます。

で、この反応↓

何気なくめくった布団カバーの下に…

落とし物を拾おうとしたら…

隠し方もだけど、見つけ方もね…。
そりゃびっくりするわね。
二重で!!
(そんな場所にあれがある事)

さらに、シオンの仏壇も…。
天然の六見先輩は動じず、手を合わせます。
大物や…

 

騒ぎも静まりやっと勉強ができると思ったら、今度は兄の拓郎が乱入してきます。
その理由は、同じ男として忠告しにきたのでした。

「見てくれにつられたんだろうが、騙されるな!超強烈なドオタクなんだよーーー!!」

拓郎の叫びに、4人は…

ですよね!
免疫、ついてきた?
恋する力はすごいね☆

そんな兄に花依は
「お兄ちゃんみたいに心狭くないんだから!」
と痛恨の一撃を食らわせます。

その一言に、拓郎は隠していたクローゼットの中身を全開!
怒った花依と取っ組み合いになります。
五十嵐、七島、四ノ宮は茫然。

ただ一人、六見先輩だけは落ち着いており、拓郎を丁寧な言葉で追い出し場を鎮めます。
クローゼットから流れ出た本も、丁寧に片づけるといった紳士ぶり!

か、かっこいい…
惚れたよ、六見先輩

夕方、帰り際に「お兄さんに誤っておいて」と六見先輩。
さらに、「運も実力のうちだから」と鉛筆をくれます。
もちろん、他の3人にも。

そして迎えた試験。
オールクリアで補習も免れます。
四人からデートに誘われるも、オタベイを優先したのは言うまでもありませんでした。

 

4人のイケメンとの恋愛!
次巻はどんな展開になるのか楽しみ~

 

【次巻】02巻:私がモテてどうすんだ




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