05巻:私がモテてどうすんだ

私がモテてどうすんだ(5) (別冊フレンドKC) [ ぢゅん子 ]

価格:463円
(2019/1/14 09:53時点)

事の始まりは、史学部でみつけた埋蔵金の地図。
うさんくさいけど、六見先輩は乗り気です。さすが、天然!

はじめは「行かない」と言ういつものメンバー。
でも、花依が参加すると知るや全員一致の参加。
で決行されることに。

教室に戻る途中、仁科さんがかねてより思っていた疑問を口にします。

「六見先輩って、芹沼先輩のこと…好きなんですかね?」

その言葉に、皆も考え込みます。
これは読者でも思っている人、多いと思う質問じゃないかなぁ。

そして日曜日。

お宝は、どうやら富士山近くの洞窟にあるようです。

 

足場が悪く、真っ暗な洞窟。

五十嵐君が、タイミングをみて六見先輩に「芹沼産の事、どう思っているんですか?」と聞きます。

「好きだよ」と答える六見先輩ですが、その気持ちはどうやら皆を好きな気持ちと変わらないよう。
だって、その後に「五十嵐君も、みんなも好き」と言っていますから。

なおも食い下がる五十嵐君に、「そういうの、よくわからなくて」と本気の困り顔です。

そんな五十嵐君たちの話から、ちょっと花依を意識してしまう六見先輩。
「特別な人とはなんぞや?」と考え込んでしまいます。

 

進んでいると、ふいにコウモリの大群に遭遇!
ライトにびっくりしたコウモリに襲われ、真っ暗闇の中、元来た道を戻ります。

ライトを落として事からも真っ暗!
皆が無我夢中で走り、花依と勘違いした四ノ宮君を七島君が抱きしめてしまうといったハプニングも…。

仁科さん、にんまり。
その手に握っているスマホは…
やっぱり撮ったのかしら?

気が付けば花依と六見先輩の姿が見当たらず。
4人は慌てて引き返します。

 

一方、取り残された花依と六見先輩。
花依がスマホの明かりをつけると、そこには棒立ちの六見先輩。
子どもの頃のトラウマで、暗い場所では動けなくなるようです…。

少しの灯があれば大丈夫ということで、花依が手を握って前を歩くことに。

触れている指先が熱くなるのを不思議に感じつつ、花依にひっぱられて歩く六見先輩。
遠くに明かりが見え、「よかった!」と走ろうとする花依の手を、無意識に強く握って止めてしまいハッと我に返ります。

思わず花依を抱きしめてしまう六見先輩ですが、これまた驚いて我に返ります。
鈍感は花依は、そんなに怖かったのかと気に留める事もなし(あらあら…)。
恋愛には疎い(鈍感な)二人です。

 

合流した五十嵐くんから宝箱が見つかったことを聞き、駆け付けると…

あきらかに誰かの仕込み。
さらに、箱から出てきたものにびっくり仰天。
なんと、六見先輩のお兄さんが仕掛けたものだったのでした。

 

…で、そのお兄さんが、なんとなんと、教育実習生とした登場です。

六見先輩も知らずびっくり。
担当は、2年の日本史。

皆で話していると、六見先輩のお兄さんがやってきます。
仲が良くスキンシップが多い二人に、花依は萌え~!!

当然の事ながら、話は自然と宝探しの件に。
当時の後輩にはガン無視された企画だったらしく、3年後に後輩がひっかかった事にバカ受けです。

「で、誰とつきあってんの?」

という問いに、大半は男だろと突っ込み。
だけど、六見兄は「男でも大丈夫」と宣言。
すかさず花依が食いつきます。
好きだもんね!

話がわかると花依の手を握る六見兄。
それに対して、六見先輩が思わず「兄さん!」と大声を出してしまいます。
そんな弟の珍しい反応を、六見兄は見逃しませんでした。

 

日曜日。

予約取り置き品をゲットした花依は、ちょうど映画館から出てきた六見兄とバッタリ会い、一緒にランチをすることに。

そこで、先日の宝探しの事や、六見先輩の優しいところなどを熱弁する花依。
それをほほえましく聞く六見兄。

久しぶりに実家に帰宅した六見兄は、六見先輩に「かーわいいねぇ、あの子!」と街で会った事を話します。

そんな六見兄に心が騒ぐ六見先輩。
まだその疼きがなんなのかわからない様子。
恋愛初心者っすね!!

 

翌日。

部室に一番乗りの花依が棚の上にダンボールを戻そうとしているところに、六見兄がやってきます。

その手には、幻のミラ・サガご当地コラボが。
昔、ゲーセンで取ったらしく、実家に放置されていたのを花依にもってきてくれたのでした。

夢中で飛びついたせいか、ダンボールが中途半端のままに。
不安定な置き方だったのか、花依の頭上に落下!

…と、間一髪、六見兄が助けてくれます。

間近に迫った花依の戸惑い顔がかわいくて、思わず迫ってしまう六見兄!

それを止めたのは、六見先輩!
お怒りです。

六見兄から守るため、思わず「芹沼さんは俺の彼女だから」とウソも方便で宣言するのですが、花依と廊下でこっそり見ていたメンバーに突っ込まれて、せっかく嘘で牽制しようとしたのがバレちゃいます。

芹沢さんを守るためについた嘘と誤解は解けたものの、怒り心頭の七島君は六見兄に詰め寄ります。

が、あっさり撃沈。

皆の様子から、芹沼さんがフリーだと知った六見兄は、堂々とアタック宣言します。

「つきあおう」と手を握る六見兄に、花依は「私の嫁はシオンなので!」ときっぱり断ります。
ちなみに、第16夫人までいらっしゃるそうです…。

これはやばいと心配するメンバー。
六見兄の性格をよく知っているだけに、六見先輩も心配顔です。

 

で、六見兄の猛アタック開始!

その様子に、メンバーたちが果敢に立ち向かっていきます。

が…

 

四ノ宮君、過去のアレを持ち出されて惨敗。

 

うまい具合にダブルで惨敗。
六見兄はなにげに策略家ですね。
ちなみに、花依はちょっと喜んでた…。

 

仁科さんも惨敗。
あの仁科さんをやり込めるって、相当です…。

 

最後に頼るは六見先輩。
でも、うまいことロッカーに閉じ込められてしまいます。

暗闇の中で動けずにいる六見先輩。
子どもの頃の事が思い出されます。

クリスマス。
良かれと思ってやったことで六見兄を激怒させてしまい、土蔵に一晩閉じ込められてしまいます。
暗闇に弱いのは、この事が原因。

あの時、兄は何を怒っていたのか?

メンバーに救出される中、六見先輩はふと頭にあの頃の疑問がよぎります。
同時に、「もしも芹沼さんが兄を選んだら…」と考えたとたんに胸に痛みを覚えます。
それについても、自分では理由がわからないのでした。

 

翌日。

六見兄が全校放送を使って、六見先輩に放課後の体育館で「城ガード」で決闘する事を申し込みます。

城ガード(実在しないそうです)は、一部のマニアに大人気だった戦国合戦カードゲーム。ちなみに、花依はご存知。

慌てて放送室に駆け付ける六見先輩。

「俺は欲しい物は必ず手に入れる。今回に限り、お前はそれが気に入らんらしい。だからチャンスをやる」

…というのが、決闘を申し込んだ理由でした。
どうする!?六見先輩!?

 

城ガードでの兄弟対決に興奮の花依。
迷っている様子の六見先輩に、「どうしてですか?」と、迷っている理由を問いかけます。

花依に話すことで、少しずつ自分の気持ちが整理されていく六見先輩。
「そんなにほしくないから、あげちゃえばいいんじゃないですか?」と言う花依に、「それはダメ!」と声を上げてしまいます。

そんな六見先輩に、「じゃあ、戦わなきゃ!」と手を握る花依。
その花依の言葉に迷っていた心も解消され、本気で勝ちにいくことを心に強く思うのでした。

 

放課後。
気合満々の六見兄弟登場。
放送聞いて、ギャラリーたくさん。

いざ、開戦!

はげしいバトルの応酬。
うーん…別のカードゲームアニメが頭をちらちら…。
あれか?

ちなみに、城ガードはマイナーなゲームだったことからも、ギャラリーのほとんどが戦いの流れが把握できず。
花依が解説するも、さっぱりわからず!

仁科さんはネジがとんでっちゃてます。
六見兄にやり込められた後遺症か!?

皆の応援、そしてなによりも花依の応援を受けて、六見兄にひるむことなく追い詰めていく六見先輩。
優勢になったと思いきや、大将首を獲られた!?

…と思ったら、まさかの違反ギリギリの手で、見事、六見先輩が勝利!

「今回はどうしても譲れなかったんだ」と言う六見先輩を、「そういえば良かったんだよ。ずっとな」といい、二人で熱い抱擁。
ギャラリーからは感動の拍手です!

花依は六見先輩に駆け寄り、勝利を祝うとともに、「ほしい物って?」と聞きます。
それに対して、迷いがすっきり切れた六見先輩ははっきりと、「すごく大事なものだよ」と告白するのでした。
あらーーー!!

次巻に続く!

【次巻】

【前巻】4巻:私がモテてどうすんだ




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