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ジャンプで人気連載中のこちら!
連載スタートから「打ち切りになるなよ~」と願いながら読んでいる好きなマンガです。
舞台は大正時代。
鬼の出現に恐れていた時代。
主人公の炭治郎は、山にある家で家族と穏やかに暮らしていました。
優しくきれいなお母さん、妹の禰豆子(ねずこ)・花子、弟の竹雄・茂・六太。
お父さんは亡くなっています。
年末の雪が降る中、お正月はみんなに腹いっぱい食べさせてやりたいと、炭治郎は町に炭を売りに。
日も暮れかけた頃、帰ろうとする炭治郎を「鬼が出るぞ」と三郎爺が引き止めます。
翌朝、家に帰ると、惨殺された家族の姿が…。
混乱する中、禰豆子の体が温かいのを知り、背中にかついで医者の元に走ります。
その途中、禰豆子が鬼に覚醒。
その姿に、家族は鬼に襲われたのだと知ります。
炭治郎の鼻は、人の香りを強くかぎ分けることができます。
禰豆子の匂いがいつもと違う事に気が付きます。
禰豆子に襲われる中、必死に語り掛ける炭治郎。
そこに、鬼になった禰豆子を殺そうと、鬼狩り・富岡義勇が現れます。
炭治郎は、必死に禰豆子を殺さないでと頼みます。
禰豆子は人を食っていない、自分の事(炭治郎)の事をちゃんとわかっていない、禰豆子を人間に戻して見せる、家族を殺したやつも見つけ出すからと、必死に富岡を説得しようとするのですが、逆に「生殺与奪の権を他人に握らせるな」と一喝されてしまいます。
富岡の刃が禰豆子を刺すと、炭治郎は雪に紛れた石を投げつけます。
単純な行動とも取れる攻撃ですが、実は隠し持っていた斧を富岡に気が付かれないように、時間差で届くようにしていたという策略を展開。でも、よけられてしまいます。
富岡によって一撃をくらった炭治郎は気絶。
その様子を目にした禰豆子は、富岡を蹴飛ばすと炭治郎の元に駆け寄り、富岡から庇うように威嚇します。
その姿に、富岡は「こいつらは何か違うかもしれない」として、殺さず生かす事にします。
気が付いた炭治郎。
隣には、口に筒をかまされた禰豆子が眠っています。
そこに、近くにいた富岡が「狭霧山に住んでいる鱗滝左近次を訪ねろ」と言い残し、去って行ってしまいます。
炭治郎はいったん家に戻り皆の遺体を埋葬すると、富岡に言われた狭霧山の鱗滝左近次のところに行くのでした。
鬼は日の光に弱いということで、移動用のかごをつくる炭治郎。
鬼だからか、体の大きさを変えることができるのを利用し、小さくして籠に入り移動です。
狭霧山へ行くため、夕暮れの中、山を越えようとする炭治郎でしたが、途中にあるお堂から血の匂いをかぎ分けます。
「誰かケガをしたのかも!?」と入ったのですが、そこにいたのは人を食らっている鬼。
炭治郎が人間とわかると、素早い早さで襲ってきました。
間一髪!
禰豆子が助けに入り鬼の首がもげますが、顔と胴体が別になっても動いで襲ってきます。
二人の連携で、体は崖下に。
顔は斧で木に固定しますが、とどめの一撃が刺せません。
決断できないでいる炭治郎を止めたのは、天狗のお面をつけた人物。
この人こそ、富岡が手紙で知らせていた鱗滝左近次でした。
鱗滝も炭治郎のように鼻が利く人。
匂いから、炭治郎は鬼を前にしても優しさの匂いが消えない、同情すらしているからダメだと思います。
炭治郎が迷っている間に朝日がのぼり、鬼の頭は炎に包まれて燃え尽きてしまうのでした。
鱗滝は、富岡から「炭治郎を剣士として育ててほしい」といった内容の手紙を受け取っていたことから、炭治郎と禰豆子についてはすでに知っていました。
炭治郎に問います。
「妹が人を喰った時、お前はどうする?」
答えられない炭治郎を、鱗滝はビンタ!
判断が遅い事、鬼になった妹を連れていくという事はどういうことなのかを言い聞かせます。
炭治郎が理解したのを確認すると、鬼殺(きさつ)の剣士にふさわしいかどうかを試すといい、素早い身のこなしで鱗滝家に向かいます。
付いて行くのも精一杯の炭治郎でしたが、家に到着するなり山に登ってテスト開始です。
それは、夜明け前までに山の麓の家まで降りてくるという内容でした。
極端に空気が薄い山の上。
下るだけなら簡単だと思っていたのですが、濃い霧とどこに仕掛けられているのかわからない罠に思わぬ苦戦を強いられます。
なんとか下山した炭治郎。
鱗滝から認められ、修業開始です。
鱗滝は、昔は剣士でしたが、今は鬼殺の剣士を育てる「育手」。
鬼殺隊に入るには、藤襲山(ふじかさねやま)で行われる最終選別で生き残ることが条件。
その最終選別を受けれるのは、育手が許可した者だけ。
炭治郎は、毎日山下りを繰り返し、次第に罠を避け、体力が向上し鼻が以前よりも鋭く利くようになってきました。
さらに、山下りの後は素振り。
鱗滝を相手にした訓練も加わります。
その間、禰豆子はずっと眠ったままでした。
鱗滝の手ほどきを受け始めて1年。
堅くて大きな岩の前に連れていくと、これを斬れたら最終選別に行くのを許可すると告げます。
それからは、鱗滝からの指南阿は何もなし。
半年たっても岩を斬ることはできないままでした。
くじけそうな心に「がんばれ俺!」と鼓舞していると、岩の上から「うるさい!」という声が。
みると、木刀を持ち、キツネのお面をつけた男の子・錆兎が。
男の子は木刀、炭治郎は真剣ですが、まったく歯が立たない。
気を失った炭治郎が目覚めると、真菰と言う、錆兎と同じくキツネの面を付けた女の子が心配そうにそばにいました。
真菰は炭治郎の悪いところを指摘し、無駄な動きや癖を矯正するためのアドバイスをくれます。
真菰と錆兎は孤児で、鱗滝に育てられた子どもだったようです。
半年後。
いつもは木刀の錆兎が、真剣を持っていました。
勝負は一発で決まり、炭治郎の刃が錆兎の面を真っ二つに!
錆兎の顔には、口元に大きな傷が。
泣きそうな嬉しそうな顔でニッコリ微笑んでいます。
近くにいた真菰が「勝ってね、炭治郎。あいつにも」というと、二人していつのまにか消えてしまいました。
そして、気が付けば目の前の岩が真っ二つに…。
炭治郎は、戦っているときに「隙の糸」の匂いがわかるようになっていたました。
それが、勝った理由。
鱗滝は、炭治郎が岩を斬ったことを知ると、「お前はすごい子だ…」と褒めます。
本当は、子どもが死ぬのを見たくなかった鱗滝。
最終選別に行かせないために、斬るのは無理と考えていたのですが、それを可能にした炭治郎を引き留めるのは無理だと悟ったのでしょうか。
「錆兎と真菰によろしく」と藤襲山に向かう炭治郎。
その言葉に、鱗滝は「なぜ死んだあの子たちの名を知っている」とつぶやくのでした。
場所は変わって藤襲山。
まるで山を封鎖するように咲き誇る藤の花。
実は、鬼が嫌う花。
それを結界として、山の中に鬼が閉じ込められていました。
最終選別の合格条件は、この中で7日間、生き抜くこと。
入ってすぐに、2人の鬼に遭遇。
強くなっている自分にびっくりしつつ、鍛錬は無駄じゃなかったと思う炭治郎。
その時、強烈な匂いが!
大型の異形の鬼の出現です。
その鬼は、キツネの面をつけた炭治郎を見つけると、「また来たな、俺のかわいいキツネ」と。
実はこの鬼は、47年前、江戸時代の慶応の頃に鱗滝が捕まえた鬼。
その恨みから、キツネの面が目印となる鱗滝の弟子は必ず殺して食べていたのでした。
その数、13人。
錆兎と真菰も、この鬼に殺されていたのでした。
怒りに我を忘れる炭治郎。
呼吸が乱れ、鬼の一撃を受けてしまいます。
気を失うも亡き弟の声で目を覚まし、匂いを頼りに攻撃。
匂いの糸を捉えた瞬間、一撃をお見舞いします。
次巻ーーーーー!!
【次巻】2巻:鬼滅の刃