02巻:鬼滅の刃

鬼滅の刃 2 (ジャンプコミックス) [ 吾峠 呼世晴 ]

価格:432円
(2019/3/3 12:02時点)

異形の大型の鬼の思考に、かつて自分を倒した鱗滝の姿と炭治郎の姿が重なります。

炭治郎に一刀され死を覚悟しつつ、「どうせあいつもさげすんだ目で俺をみるのだろう」と悔しい思いで、視界に移る炭治郎の背中を凝視。
でも、振り返った炭治郎の顔は、とても悲しそうな顔をしていました。

兄を食い殺した時の事を思い出す鬼。
自然と手が炭治郎に伸びます。

差し伸べられた鬼の手から悲しい匂いをかぎ取った炭治郎は、その手を両手で優しく包みます。

「神様、次に生まれてくるときは鬼になんてなりませんように」と願います。
その言葉に、鬼の目から涙がぽろぽろとこぼれ落ちます。

鬼の身体が朽ちていき、やがて何もなかったように消滅しました。




藤の山に入って7日後の早朝。
生き残っていたのは、24名中たったの4名でした。

隊服の支給と階級についての説明があり、刀は後日。
さらに、連絡用の鎹鴉がそれぞれにつきます。

 

刀を作るには、その元となる玉鋼を選ぶ必要があります。

それから10~15日ほどで完成するのですが、一人だけやけに急いている子がおり、説明する娘に乱暴に「刀を今すぐよこせ!」と迫ります。
炭治郎がとっさに止めに入り、なんとかその場を納めます。

その連絡は、ある館の主にも伝えられました。
「5人も生き残ったのかい、優秀だね」と。

ん?
5人?

 

息も絶え絶えで鱗滝さんの家に戻る炭治郎。
心の中では、鬼に禰豆子を人間に戻す方法をちゃんと聞けなかった事だけが心残りでした。

家に着くと、ちょうど禰豆子が勢いよくドアを蹴飛ばして出てきました。
鱗滝さんも部屋から出てきて、炭治郎の帰還を喜びます。

鱗滝さんの仮面からは、大粒の涙が流れており、どれだけ炭治郎を心配していたのかがわかるほど。

 

それから15日後。
炭治郎の元に刀鍛冶の鋼鐵塚(はがねづか)が訪れます。

炭治郎を確認すると、「ここじゃなんですから、家の中にどうぞ」と言う炭治郎を無視し、淡々と刀の説明をする鋼鐵塚。
家の中では「あいかわらず人の話を聞かん男だな」とあきれた様子の鱗滝さん。

炭治郎の必死の呼びかけでようやく顔を上げた鋼鐵塚ですが、その顔にはそれまで笠で隠れたいた顔…ひょっとこのお面がありました。

炭治郎をみると「おまえ、赫灼(かくしゃく)の子じゃねえか、縁起がいいな」と。
これは刀も赤くなるかもしれないといい、やっと家の中に入ってくれます。

炭治郎が選んだ玉鋼からできた刀は日輪刀といい、別名「色変わりの刀」。
持ち主によって色が変わります。

さっそく炭治郎が鞘から刀を抜き出すと、刀は漆黒に変化!

漆黒は珍しいなと言う鱗滝さん。
鋼鐵塚「鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのに!」と逆切れ。
子どものような反応ですが、歳は37歳です。

そこに、炭治郎の鴉が指令を伝えに飛んできました。
なんと、しゃべれます。
ある町で、少女が連続して行方不明になっていると。

最初の仕事は、毎夜毎夜、少女が消える怪事件でした。

 

隊服に身を包み、鱗滝さんが作ってくれた禰豆子用移動箱を背負い、問題の町へ向かう炭治郎。

町では、「毎晩毎晩、気味が悪い」と恐れている町人たちの姿があちことに…。

丹治郎は、つい最近、行方不明になった少女・里子さんと一緒にいた和巳さんを見つけ出し、さらわれた時の話を聞きだします。

その最中、角次郎の鼻に強い鬼の匂いが!

人間の女の子と一緒にいるのをかぎ分け場所を突き止めると、匂いの強い場所に一撃をくらわします。

すると、悲鳴と共に人間の女の子が土の中から出現。
炭治郎は素早く女の子を鬼の手から奪い取ります。

土の中から怒り心頭で出てきたのは、血気術という特殊な術が使える異能の鬼。
炭治郎の姿を確認すると、再び土の中へと潜っていきます。

 

次に出てきたときは3人!
とっさに攻撃するも急所を外してしまいますが、炭治郎は「基本的に鬼は群れない」という知識から、仲間ではなく分裂しているだけだと分析します。

ただ、少女と和巳を守りながらの戦闘は力が発揮できず不利。
深追いもできないし、刀をおもいっきり振る事も出来ない。

どうしようかと思案していると、鬼がイライラしながら「邪魔をするなぁ!女の鮮度が落ちるんだよ!」と怒鳴ります。

3人の鬼が一様に食べた娘の話をする様子に、恐れながらも「里子さんを返せ」という和巳。
一人の鬼が懐にある女性のアクセサリーを見せながら、「この蒐集品にその娘のものがあれば喰っているよ」と非情の言葉を投げかけます。




 

その言葉に、炭次郎の脳裏に家族の姿が思い浮かび激怒。

再び鬼が攻撃を仕掛けた時、背後に回っていた鬼めがけて禰豆子も箱の中から足蹴り。
鬼である禰豆子が味方している姿に、「なぜ…」と鬼は混乱します。

禰豆子は和巳と少女に手を触れ確認すると、鬼めがけて突進!
禰豆子の目には、和巳と少女が殺された自分の弟と妹に見えたのでした。

実は、禰豆子が眠っている間に、鱗滝さんが「人間は皆、お前の家族だ。人間を守れ、鬼は敵だ」と暗示をかけていたのです。

 

鬼となった禰豆子は強いため、炭治郎は禰豆子に和巳と少女を守るように伝え、自分は鬼に引っ張られるように土の中に入り込み戦いを仕掛けます。

一見不利のような状況でも、これまでの鍛錬から一撃で2人の鬼を斬り倒す炭治郎。
地上に戻り、もう一人の鬼と戦う禰豆子に加勢し見事追い詰めます。

そして、禰豆子を鬼にした鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)について問います。

鬼舞辻無惨は、人間を鬼に変えられる血を持つ唯一の鬼。
千年以上前に、初めての鬼になった人物です。

鬼舞辻無惨の名前を出した途端、怯えだす鬼。
「言えない!」と叫びながら激しく怯える様子に面食らう炭治郎。
結局、何も聞きだせず鬼を退治する羽目になりました。

 

鬼を滅した後、「大丈夫ですか?」と声をかける炭治郎。

「失っても失っても、生きていくしかないです」と言う炭治郎に「お前に何がわかるんだ!」と思わず突っかかる和巳ですが、炭治郎の悲しげな笑顔とその手から、自分と同じ思いをしていると悟ります。

和巳と別れた炭治郎の心の中は、鬼舞辻無惨への怒りでいっぱい。
そこに、鴉が飛んできて次の指令を伝えます。

次は浅草。
鬼が潜んでいるという噂を確かめてこいの事でした。

 

浅草についた炭治郎。
これまで都会とは無縁だった炭治郎は、夜なのに明るいこと、建物が高い事にびっくり。
人気が少ない場所に逃げ、屋台で山かけうどんを食べて自分を落ち着かせます。

…と、そこに忘れもしない鬼の匂いが。
家に残っていた匂い…禰豆子を鬼にした鬼舞辻無惨の匂いそのものでした。

禰豆子を置いて匂いの元にいく炭治郎。
匂いの持ち主をみつけ肩をつかむと、怪訝そうに振りかける男性。
その男性こそ、鬼舞辻無惨!

 

刀を抜こうとした時、鬼舞辻無惨が小さい女の子を抱いているのが目に入ります。
驚くことに、その女の子は炭次郎を不思議そうにみつめ、鬼舞辻無惨を「おとうさん」と呼んでいます。

人間のふりをして暮らしている事に動揺する炭治郎とは対照的に、鬼舞辻無惨はあくまで「私に何か御用ですか?」と落ち着いた様子。

さらに、奥さんと思われる女性も近づいてきます。

 

驚きで声がでない炭治郎。
女の子と女性は、ニオイから間違いなく人間です。

「人違いでは?」と言いつつ、背後にいた男性の首元を素早く引っかく鬼舞辻無惨。
切られた男性は鬼になり、隣にいた女性を襲い始めました。

すかさず男性の動きを封じる炭治郎。
突然の凶行に周囲は騒然とします。
そのすきに鬼舞辻無惨はその場から消えてしまいます。

男性の動きを封じている為、その場から動けない炭治郎。
大声で鬼舞辻無惨に宣戦布告をします。

そんな炭治郎の姿に、鬼舞辻無惨の中で一つの記憶が呼び覚まされます。
炭治郎がつけている耳飾りは、かつて対峙したことがある男が付けていたものだったのです。

 

鬼化している事に気が付いていない警官は、男性から炭治郎を引きはがそうとしますが、炭治郎は「オレ以外はこの人を抑えられない!この人に誰も殺させたくないんだ!」と叫び必死に抵抗します。

…と、ふいに奇妙な香りがあたりに漂い始め、不思議な紋様で周囲が見えなくなりました。
慌てふためく警官は、いつしか炭治郎から離れています。

新手の攻撃かと構える炭治郎のところに、着物姿の女性と若い男の子が姿を現しました。

「私は鬼ですが医者でもあり、あの鬼舞辻無惨を抹殺したいと思っている」と告げます。

 

その頃、鬼舞辻無惨は家族を先に帰すと、一人、人気のない道を歩いていました。
そこでチンピラ3人組に絡まれます。

先を急いでいるのでとその場を去ろうとするのですが、チンピラの「青白い顔をしやがって、今にも死にそうじゃねえか」という言葉に反応。
3人を瞬殺してしまいます。

そして、ぱちんと指を鳴らすと、その場に2人の鬼が出現。
「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りの首を持ってこい」と命令します。

 

置き去りにしてしまった禰豆子を迎えに行き、先ほど助けてくれた女性・珠世さんの元に、一緒にいた男性に案内されて向かう炭治郎。

病院のようなそこでは、鬼化されてしまった男性は拘束して地下牢に隔離され、襲われた女性、奥さんはベッドに臥していました。

珠世さんは、鬼である自分の体をいじり、鬼舞辻無惨の呪を外していると炭治郎に説明します。

輸血と称して人から少量の血を買い、それで事足りるようにしていると。
人を食べていないことから、鬼特有の異臭がしないのかと納得する炭治郎。

さらに、一緒にいる男の子・愈史郎(ゆしろう)は、訳あって珠世さんが唯一鬼にした子だと。

 

炭治郎が「鬼になってしまった人を、人に戻す方法はありますか?」と問うと、「あります」と即答する珠世さん。

でも、現時点ではできない。
その治療法を確立させたいとして、炭治郎に2つの事をお願いします。

一つは、禰豆子の血を調べさせてほしいこと。
禰豆子は稀で特殊な状態。
2年間眠り続けて体が変化していることは、今後のカギになるというのです。

もう一つは、できる限り鬼舞辻無惨の血が濃く分け与えられている鬼から血液を採取してほしい事。
鬼舞辻無惨の血が濃い鬼ほど強くなりますから、これは苛酷な願いとなります。

それでも炭治郎は、「もっとたくさんの人が助かりますよね」と承諾します。

 

…と、そこに、鬼舞辻無惨の配下の鬼が建物を攻撃してきます。
愈史郎の血鬼術で建物を隠していたのですがバレたのです。

相手は鬼舞辻無惨直属の配下、十二鬼月。
血鬼術がばれて、毬で頭を粉砕された愈史郎は大激怒です。

珠世さんを必死に守る愈史郎。
毬の攻撃を見極めようとする炭治郎。

二人分の鬼の匂いがあるのに一人しか姿が見えないことに焦っていると、愈史郎が「矢印をみれば方向がわかるんだよ!」と、血鬼術で愈史郎の視覚を貸してくれます。

すると、不思議な事に、それまで見えなかった毬の軌道が面白ほどはっきりと見えるように。
その先にもう一人の鬼がいることを突き止め、炭治郎は禰豆子に攻撃するように指示。

「この二人の鬼は鬼舞辻に近いですか!?」と問う炭治郎に、「おそらく」と答える珠世。
「では、必ず二人から血を取ってみせます!」と答えると、再び戦闘態勢に入る炭治郎でした。

次巻に続く!

 

【次巻】3巻:鬼滅の刃

【前巻】1巻:鬼滅の刃




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