【ゴールデンカムイ】3巻:伝説の熊撃ち

鶴見中尉に捕まって、双子兵士に命狙われて、なかなかシビアな状況に追い込まれている杉本佐一。
双子に襲われ絶体絶命になるも、わざと大きな音を立てて他の兵士に発見させます。

その頃、白石の情報から、杉元が監禁されている第7師団の兵舎にきたアシㇼパと白石。

杉元が生きているのを確認すると、白石は「俺は博打が好きだ」といって、杉元とアシㇼパの金塊探しを手伝うから、その報酬として金塊の分け前を要求。
金塊に興味がないアシㇼパは、これを了承します。

そして、白石が自身の特技を活かして杉元を逃がすべく室内に入り込みます。

※出典:「ゴールデンカムイ」3巻



 

レタラの存在に気がついた馬がおびえて鳴き始めたことで、不審に思った見張り兵が杉元がいる部屋から離れてしまいます。
その隙を見計らい、また性懲りもなく杉元のところに来た双子兵士。

今度は確実に邪魔されずに殺すため、浩平は外で見張り、洋平が室内に入ることに。

ところが、一瞬のスキをついた杉元が銃剣を抜き取り、洋平を殺してしまいます。

 

戻ってきた兵士によって洋平の死亡が確認され、さらに腸が出ている瀕死状態の杉本も…。

「助ければ刺青人皮の在処を教える」という杉本の言葉に、鶴見中尉は医者の元へと急ぎ運ばせます。

 

鶴見中尉は杉本を見送った後、死んだ双子兵士の片割れである洋平の死体に違和感を覚え、近づき死体を見分しはじめます。

死体から腸が亡くなっているのを見て、杉本が洋平から腸を盗み、瀕死のふりをして逃げだしたことを知ります。

「腸を盗みよった」とすぐに杉元の後を馬で追いかけますが、時すでに遅し。

そりに同乗していた兵士は振り落とされており、拳銃で撃とうとした鶴見中尉もアシㇼパが放った矢が馬に当たり落馬。

落馬しても走って追いかけ拳銃で狙いをつける鶴見中尉でしたが、杉元に集めさせたほうが効率が良いと思いなおし、あえてここは逃すことにします。

 

無事に合流した杉本とアシㇼパ、そして白石。
アシㇼパは杉元にご立腹です。

※出典:「ゴールデンカムイ」3巻

険悪な雰囲気でしたが、桜鍋を3人で食べる事で打ち解けてきます。
アシㇼパも味噌のおいしさに気が付き、「オソマおいしい」とおかわりです。

 

本当の狙い

白石が町に情報を集めに行っている間、鹿を追っていたアシㇼパと杉本は、何者かが近くにいることに気が付きます。

アシㇼパだけは、マタギの谷垣である可能性に気が付きます。

その頃、谷垣は熊打ちの名人である二瓶鉄造と行動を共にしていました。
熊を仕留めながら探すはエゾオオカミのレタラです。

杉元がエゾシカを仕留めるために撃った銃声で、谷垣もアシㇼパと杉本の存在に気が付きます。

 

アシㇼパがエゾシカを解体している最中、珍しくせかすレタラの様子に何者かが近づいてくるのを知り慌てて隠れる二人。

中途半端な処理で残したエゾシカと、その周辺の足跡などから谷垣は二人の存在を確信し、遠くからみていたアシㇼパも谷垣を確認します。

※出典:「ゴールデンカムイ」3巻

 

戻ってきた白石と鹿を味わうアシㇼパと杉元。

白石が持ってきたお酒で、ちょっとした宴会状態に。
アシㇼパちゃんは酒癖が悪い…。

※出典:「ゴールデンカムイ」3巻

 

白石は町で、脱獄した囚人の一人、二瓶を数週間前に見かけた毛皮商の話をします。

二瓶は猟師を殺して獲物を奪う盗人を殺した罪で投獄されており、アシㇼパも知っていました。
その話に、昼間見た二人の内の一人であることを確信する杉元。

さらに毛皮商は、「白い狼の毛が手に入ったら、いくらで買う?」と聞かれたと。

その話から、レタラが狙われていることを知ります。

 

不死身VS熊撃ち

その頃、エゾシカの死体が見えるところから、レタラが来るのを待ち構えている二瓶と谷垣。

一晩中待つも現れず、しかも知らぬ間に糞を置かれているという…完全にレタラにバレッバレ。

そこで、誘い出して仕留めることにします。

 

二瓶が先に歩き、次第に距離を取って歩く谷垣。

二瓶は曲がり角を曲がった瞬間、すぐ脇の尾根を登り始め、谷垣は歩くのを止め、後ろにいるかもしれないレタラの脚を止めます。

そして、頃合いをみて飯盒を置くと、また歩き始める谷垣。

その頃、尾根を登り切った二瓶が木に隠れ、飯盒に向けて銃を構えていました。

ついてきたレタラが飯盒に気を取られている瞬間を狙って撃ち取る算段です。

 

銃を構えて必死に気配を消す二瓶を、遠くからみつける杉元。
背中を向けているので、白石も顔が確認できません。

何かを狙撃しようとしている様子に、アシㇼパは二瓶の視界に入らないように移動します。

※出典:「ゴールデンカムイ」3巻

 

近くの木にレタラが身を寄せているのをみつけたアシㇼパ。

狙われているとも知らず、飯盒に気を取られて、一歩、踏み出すレタラ。

二瓶が引き金に手をかけるも、レタラに危険を知らせるためにアシㇼパが飯盒に向けて矢を放ち、すんでのところで止めます。

二瓶が撃った球は外れ、レタラは森の中に。
すかさず杉本が二瓶の背後に近づき銃で動きを封じると、白石に顔を確認させます。

 

白石の姿に、刺青目当てで自分が狙われていることを悟る二瓶。
杉元から銃口を向けられていても、「勝負するかね?どちらがこの山で生き残るか」と不敵です。

そこに、どこかに姿を隠していたリュウが杉元の銃めがけて飛び掛かり、二瓶に反撃にチャンスを与えます。

二瓶が振りかざした鉈をすかさず受け止め、銃剣で二瓶の指を切り落とす杉元。
さらに、胸を突こうとするも二瓶は腕でガードして受け止め、銃を杉元に頭に!

「獣の糞になる覚悟はできているんだろうな?」と不敵な笑みを浮かべます。

次巻!!

 



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