夢の雫、黄金の鳥籠(2) (フラワーコミックス) [ 篠原 千絵 ] 価格:432円 |
イスタンブルの冬。
ヌール・ジャハーン(ヴェータ)がいなくなったのに、何事もなかったように日々が営まれていく後宮。
ヌール・ジャハーンの荷物を皆で分けているのをみて、ヒュッレムは後宮監督官のザヒードのところに行きます。
ヌール・ジャハーンが突然姿を消した事について聞こうとしても、体調を崩して治療のために別の場所に移ったとけんもほろろ。
しまいには、今後、ヌール・ジャハーンの名前を口にすることは許さないとまで叱責されてしまいます。
そんな中、スレイマンとギュルバハムが二人で後宮に。
金曜の礼拝の日は、第一夫人と共に過ごすことが慣例になっていました。
「変わった事はなかったか?」と問うスレイマンに、「何事もなく…」と答えるギュルバハム。
スレイマン様は知らないのだろうか…とたまらない気持ちになるヒュッレム。
そんなヒュッレムに、母后からの呼び出しがかかります。
なんと、側室に召し上げるという通達でした。
ヒュッレムは母后にもヌール・ジャハーンについて問いますが、お付きの女中に「無礼者!」と叱られて、結局何も聞けずに自室へと戻ります。
新しくあてがわれた部屋は以前の個室よりもさらに広く、女官長(サハル)まで追加。
さっそくお茶をするのですが、またしても毒入り。
驚くサハルに、これまで命を狙われてきたことを話します。