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異形の大型の鬼の思考に、かつて自分を倒した鱗滝の姿と炭治郎の姿が重なります。
炭治郎に一刀され死を覚悟しつつ、「どうせあいつもさげすんだ目で俺をみるのだろう」と悔しい思いで、視界に移る炭治郎の背中を凝視。
でも、振り返った炭治郎の顔は、とても悲しそうな顔をしていました。
兄を食い殺した時の事を思い出す鬼。
自然と手が炭治郎に伸びます。
差し伸べられた鬼の手から悲しい匂いをかぎ取った炭治郎は、その手を両手で優しく包みます。
「神様、次に生まれてくるときは鬼になんてなりませんように」と願います。
その言葉に、鬼の目から涙がぽろぽろとこぼれ落ちます。
鬼の身体が朽ちていき、やがて何もなかったように消滅しました。