「敗者の告白」深木 章子

敗者の告白 (角川文庫) [ 深木 章子 ]

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奥さんと息子さんの転落事故で、旦那さんが容疑者として逮捕。
弁護士さんが事件を調べる中で、関係者各位の供述をそのまま載せて話が進行します。

全員が供述した最後に、弁護士さんが自分の見解を述べるという形のお話です。

ストーリーは主人公目線で進むのではなく、関係者の言葉だけで進行。
それだけでも、十分に事件の様子、ストーリー展開がわかり、読者はまるで主人公である弁護士の立場にたって話を聞いているかのように感じられます。

ちなみに、主人公といっても、そこまでキャラが立っていないので、主人公の弁護士は読者!?

8人が順番に告白していくのですが、そのうちの誰かが嘘をついています。

嘘つきは誰か?
また、どんな嘘をついて、本当は誰に復讐しようとしているのか?

ストーリーはこちら↓


となる山荘で会社経営者の妻と8歳の息子が転落死した。
夫は無実を主張するも、容疑者として拘束される。
しかし、関係者の発言が食い違い、事件は思いも寄らない顔をみせはじめる。

遺された妻の手記と息子の救援メール。
事件前夜に食事をともにした友人夫婦や、生前に妻と関係のあった男たちの証言。
容疑者の弁護人・睦木怜が最後に辿り着く、衝撃の真相とは!?

関係者の“告白”だけで構成された、衝撃の大逆転ミステリ。

*「敗者の告白」背表紙より抜粋


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3巻:私がモテてどうすんだ

私がモテてどうすんだ(3) (別冊フレンドKC) [ ぢゅん子 ]

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クリスマスのコミケであった素敵な男性レイヤー…と思いきや、実は女性レイヤー・仁科志麻。

しかも同じ高校の1年後輩。
この出会いに花依は驚きつつ、すぐに意気投合します。

さっそくいつもの4人に紹介。
女性なら安心かと思いきや、同年代から先輩まで…広い人気を誇る仁科の魅力に、七島は早くも敗北感を感じている様子。

出来すぎじゃないと疑う五十嵐に、花依のうわさは前から聞いていた、会場で遭ったのは偶然ですと否定。
そして、「ミラ・サガについて語りあかしましょう」と花依を自宅に招待します。

その様子に危機感を感じた七島は、「オレらも語り明かしたい!」と強引に割って入ってきます。
仁科は快諾するも、「少しだけお願いを聞いていただけたら嬉しいです」と微笑みます。
うーん…何かあるね…

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12巻:キングダムー飛信隊ー

キングダム(12) (ヤングジャンプコミックス) [ 原泰久 ]

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いよいよ、趙軍との戦いです!

戦いについては、遠くで観ている蒙毅が解説してくれますので、読者もまるっと戦場での戦い方がわかります。

壁さんは千人将として、秦左軍・第4軍に。

蒙武さんは中央軍。

ちなみに、蒙武さんは蒙毅くんのお父さんでした。
どひゃーーー!

蒙武さんの一声で、戦がスタート!
趙軍の最前線にある重装騎兵隊を、あらん限りの力で蹴散らします。

でも、趙軍もやられているだけでなく、秦右軍・第2軍前線を趙の先鋒隊によって蹴散らされてしまいます。
まさに互角!

自分たちの出番はまだなのかと焦る信の目に、本陣にいるはずの王騎将軍が馬に乗って走っていく姿を捉えます。
向かった先は、壁さんがいる秦左軍・第4軍。

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14巻:名探偵コナン

名探偵コナン(14)【電子書籍】[ 青山剛昌 ]

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最初の事件は、痴話げんか絡み。

新一のママ(有希子さん)とパパ(優作さん)、蘭のママ(妃英理さん)とパパ(小五郎)。
痴話げんかの秋です。

毛利探偵事務所で蘭を待っている間に、ソファで眠ってしまったコナン。
帰宅した蘭は、メガネをかけたまま寝ているコナンに気が付き、メガネを外してあげます。

その寝顔を見た瞬間、どこかで見た事があると考える欄。
気が付いたコナンは、慌ててメガネをかけなおしますが…どうやら
蘭はひどく気になるようです。

その時、依頼人がやってきます。

依頼人は、有名マジシャンの奥様。
1週間前、一人留守番をしていた主人が死亡。
自殺と断定されたのですが、納得できない奥さんが小五郎に調べてほしいと来たのでした。

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「十二人の死にたい子どもたち」冲方 丁

十二人の死にたい子どもたち (文春文庫) [ 冲方 丁 ]

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2019年1月25日公開と映画化でも注目を集めている「十二人の死にたい子どもたち」。
衝撃的なタイトルに、今の時代ならあってもおかしくないといった事からも、手に取って読み始めてしまいました。

なにせ、思春期前の娘がいるものですから。
気になる!

映画の宣伝キャッチフレーズは、「未体験リアルタイム型・密室ゲーム」。
そのキャストも発表されたわけですが、「豪華すぎる」とSNSなどでこれまた話題に。

まぁ、帯に塗りつぶされた顔がズラリと並んでいたわけですから、それだけでも話題を呼んでいましたしね。
気になっていた人も多かったのではと思います。

この「十二人の死にたい子どもたち」は、第156回直木賞候補になっており、その作者である冲方丁さんは「天地明察」などのベストセラーを生み出しているお方です。

ストーリーはこちら↓


廃病院に集まった十二人の少年少女。
彼らの目的は「安楽死」をすること。
決を取り、全員一致で、それは実行されるはずだった。
だが、病院のベッドには“十三人目”の少年の死体が。

彼は何者で、なぜここにいるのか?
「実行」を阻む問題に、十二人は議論を重ねていく。
互いの思いの交錯する中で出された結論とは。

*「十二人の死にたい子どもたち」背表紙より抜粋


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