04巻:きのう何食べた?-ゲイであるがゆえの悩みー

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ケンジくんに呼ばれて、友人のテツさん&ヨシくんと外食。

隣のカップルに、会話の内容などからゲイであることを悟られてしまっているようで…。
微妙な空気に、シロさんは居心地が悪いったらない。

帰り道。
シロさんの様子にたケンジ君は謝りますが効果なし。

翌日。
職場で落ち込むシロさん。
周りからゲイとみられないように細心の注意を払っている自分はなんて器が小さいんだろうと悶々。

次の日も気まずい雰囲気でしたが、ケンジさんは何事もなかったように夕食をリクエストします。

 

で、夕食は…

・煮込みハンバーグきのこスース
・小松菜ともやしいため
・大根ときゅうりとにんじんの浅漬け風
・茄子と油揚げとみょうがの味噌汁

ケンジさんが好きなのは、玉ねぎを炒めないでシャキシャキさせたままのハンバーグ。
付け合わせの野菜もたっぷりと、子どもみたいに喜んでいます。

これは、ケンジさん流の仲直り。
シロさんは「いつかこいつみたいになれるかな」と思うのでした。




#26

またまたテツさん&ヨシくんの登場です。

今度は、家で食事をしようというのです。
どうやら、テツさん&ヨシくんもシロさんの事を気にしていたらしいのです。

が!

その言葉に慌てるシロさん。
シロさん的にはそっとしておいてくれるのが一番ありがたいんですね。

しかも、ヨシくんはプロの料理人並みの腕前。
テツさんは複数の飲食店を経営する実業家。

そんな人達に何を作ればいいんだと、本屋さんをのぞいたり、オーガニック系のスーパーに行ってみたり(高すぎて買わなかった)と頭を悩ませます。

で…

ついに根をあげ、いつも通りに作ることに決めたのでした。
そのメニューが…

・鮭と卵ときゅうりのおすし
・筑前煮
・なすとパプリカの炒め煮
・ブロッコリーの梅わさマヨネーズ
・かぶの海老しいたけあんかけ

シロさんの不安をよそに、おいしそうに食べる二人。
とりあえず、一安心です。

たわいない話で盛り上がった後、テツさんから相続に関しての相談が持ち上がりました。
田舎の両親にはびた一文だって渡したくないというのです。
どうやら、その相談もしたくてのホームパーティーだったのでした。

料理はなんでもよかったんだなと思うシロさんでした。

 

#27

ちょっと有頂天気味のケンジさん。

シロさんが風邪をひいて家で寝ているので、仕事が終わったら思う存分にお世話ができる事に喜びを感じていたのでした。

張り切って帰宅すると、具合の悪そうなシロさん。
さっそくご飯を作ります。

普段はシロさんが主婦役なので、料理の手際は今イチなケンジさん。
賑やかな独り言は寝ているシロさんの耳にも届き…水道代などの心配など、心中はハラハラ。

そして完成したメニューは…

・鶏肉と卵と三つ葉の雑炊
・卵焼き
・ほうれん草の白和え

見事に卵がかぶっている!
他にもツッコミ満載ですが、ぐっと我慢するシロさん。

いつも作っているから、よけいに気になるんだよね~。
でも、心配して作ってくれたのですからツッコミは封印!

「うまいよ、ありがとな」というシロさんの言葉に、大喜びのケンジさんでした。

 

#28

年末が近いある日。
大晦日の食事といえば年越しそば。
そばと言えば天麩羅蕎麦だと思うも、憂鬱なシロさん。

料理上手なシロさんですが、天麩羅が苦手。

シロさんに足りなものを言われ、依然としてコツがつかめずにいます。

大掃除中も考えるのは天麩羅の事。
他の料理の下ごしらえも終わり、いよいよ覚悟を決めて蕎麦と天麩羅。

そこに帰宅したケンジさんに「今日の夕食はあまりうまく作れないからよろしく」と先に牽制する始末です。
ケンジさん、きょとん。

さつまいも、にんじんとごぼうのかき揚げと仕上げ、最大の難所・海老のかき揚げにトライ!

…で、玉砕。
シロさんの悲鳴が台所に響きます。

・えびと三つ葉とたまねぎのかきあげそば
・野菜の天麩羅

美味しそうに食べるケンジさん。
ふと、「何が失敗だったの?」と不思議顔。

「かき揚げがバラバラになって!」というシロさんに、「まとまんなくても味は一緒だし、おいしいよ」というケンジさん。
その言葉に、目から鱗が落ちたかのようにそうだなと納得。

食後は、初詣。
ゲイがいっぱいいる神社で、ヨシくん&テツくんと待ち合わせです。

はしゃぐケンジさんの手には、ちょっとした手土産が。
シロさんは、マメなケンジさんに感心。

感心するシロさんに、褒められたとストレートに喜ぶケンジさん。
その様子から、誉め言葉をさりげなく受け流すことはできないなと思うシロさんでした。

 

#29

シロさんに、テレビ出演の話が持ち上がります。
「30分後にプロデューサーがくるから」という大先生の言葉に、シロさん真っ青です。

やってきたのは、大日本テレビ「並んでもかまわない法律相談所」プロデューサー・我孫子さん。
シロさんの容姿に「これはいけるぞ!」とほくほく顔。
渋めツンデレっぽいキャラと、さっそく設定を作ってしまうほど。

それに対して、シロさんは断りの言葉を述べるのですが…安孫子さん、まったく聞く耳ありません。

帰宅し、どうしたもんかと困り顔のシロさん。
ふと、安孫子さんをどこかで見た事があるような…と思うのですが、とりあえず夕食作りです。

・手羽先と大根の煮物
・長ネギのコンソメ煮
・にら納豆
・さつまいもと油揚げの味噌汁

引っかかっていた安孫子さんの顔。
どこかでみたことが…と、食べながら考えていると、ふとひらめき☆彡

また事務所にやってきた安孫子さん。

「テレビには出ません」と、先日とは打って変わって強気な態度のシロさん。
「またまたまた~」と言う我孫子さんでしたが、シロさんが2丁目の話を持ち出したとたんあっさり退却。

一件落着です。

 

#30

休日。
大先生から、「りんごを1ダースほどもらってくれないかしら」という電話が。
倹約化のシロさんですから、もちろん喜んでいただきます。

休み明け。
なぜかりんごをもらってくれたお礼として、大先生からお昼をごちそうになります。
そこで、大先生がりんごを毎年たくさん頂いていることを話します。

若先生のところには送らないのかなと不思議に思っていると、心中を見透かしたように嫁さんに断られたと怒り気味に言う大先生。
この昼飯は大先生の愚痴聞きの代償か…と気が付くシロさんでした。

で、続く嫁・姑話。
先日では、地雷を踏んでしまっています。

自分も悪かったと反省する様子の大先生に、仲直りは誠実に向き合うしかないのでは…というシロさん。
その言葉に「そんな努力までして仲良くなりたくない」とけんもほろろ。

夜。りんごを食べるシロさんとケンジさん。
美味しいままで食べれるように、いくつかをのこして林檎のキャラメル煮を作ります。
翌朝の朝食で、さっそく実食です。

・キャラメルりんごのトースト
・カフェオレ

ケンジさんは、さらにアイス&シナモンでアレンジ。
とっても美味しそう♡

出社後、リンゴのキャラメル煮を大先生におすそ分けするシロさん。
「毎年、お歳暮のリンゴはもらってもらえるかしら」とうれしい相談が。

大先生にとっては人間ディスポーザー、シロさんにはおいしいりんごがと両者のメリットが一致したのでした。

 

#31

大先生に続き、今度は佳代子さんからたまねぎのおすそ分けメールが。
田舎から大量に送られてきたので、分けてくれるというのです。
雨だけど、シロさん大喜びで佳代子さん宅に。

家の前で、怒り顔のミチルさん(佳代子さんの娘さん)にバッタリ。
家に入ると、珍しくお父さんが。雨でテニスの予定が流れていたためでした。

話は、先にあったミチルさんの事に。
どうやら、お父さんが結婚と孫をほのめかした為に怒ってしまったようです。

帰宅後、さっそく佳代子さんから聞いたたまねぎ料理にとりかかるシロさん。
あらかた終わり、あとはケンジさんが帰ってきてからと夕刊を読み始めるのですが、自然と佳代子さん宅での事を考えてしまいます。

ケンジさんが帰宅したのにも気が付かなったシロさん。
慌てて夕食作りを再開させます。

・たまねぎたっぷり豚の生姜焼き
・にんじんのナムル
・長ネギとザーサイのせ冷ややっこ
・竹の子とわかめの味噌汁

ふと、「子供ほしいと思ったことある?」と聞くシロさん。
それに対して、「あるよー」と今でもたまに名前を考えてしまう事があると答えるケンジさん。
シロさんは一度も子供がほしいと思った事がなく、ケンジさんがそう考えていたことにちょっとびっくりしたのでした。

 

#32

「お店の後、ちょっと付き合って」と店長から懇願されるケンジさん。
店長の浮気が、娘(中3)にバレた相談でした。

最近、学校にも行きたがらない娘さんを、奥さんは「いじめかしら?」と心配。
話を聞いたところ、「お父さんがあ女の人と一緒に歩いているところをみた」と話したそうなのです。

「お客さんと買い物してただけ」と言い張ったものの、この事で娘の目はもうごまかせないと実感した店長さん。
その愚痴をケンジさんに聞いたもらいたかったのですが、「別れるつもりがないなら、パートナーは大事にしなよ」と逆にお灸をすえられてしまいます。

その頃、シロさん帰宅。
夕食は一人だからと、消費したい食材をメインにした料理を。

・ナポリタン
・残り物の切り干し大根の煮物

いつもより品数も少なく脈絡のない献立に、ケンジさんとクラスようになってから料理の品数が増え、健康的な食事になったんだなと実感。
ちょっとは大事にしないとなと、改めて思います。
それは、浮気話を聞かされたケンジさんも同じように思っていました。

あまり食べれなかったケンジさんに、残り物で手早く梅茶漬けと切り干し大根の煮物を出すシロさん。
「家で食べるごはんが一番おいしいよ」と言うケンジさんの言葉に、満足そうなシロさんでした。




 

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