02巻:凪のお暇ー慎二の苦悩、子どもの事情ー

凪のお暇(2) (秋田レディースコミックスDX) [ コナリミサト ]

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外回り中に、元凪の同僚たちと会った慎二。
その内の一人、織部さん(じゃんけんに負けて凪の仕事を引き継いだ人)が元気がない様子。

「どしたの?」と尋ねると、なんと引き継いだ凪の仕事がすごい量だったことに参っていたのでした。

「いつもニコニコこなしていたから、まさかこんな大変とは思わなくて…」と、疲れた顔で言う織部さん。

「今思えば、すごい子だったのかも」と、今更ながらに身に染みているようです。





取引さんとの打ち合わせで、相手のツボをつかんでうまく交渉をまとめた慎二。

「やっぱりすげえっす」と感心する部下に、「空気読んだだけだし」とあっさり。

子どもの頃から相手の気持ちを読むのは得意で、相手が何をしてほしいのかもすぐにわかった慎二。
でも、そこに誠意とか懇意とかはなし。

空気を読むって、相手にとって都合がいい酸素になることであり、そこに自分自身はない。
だからこそ、いつも空気を読もうと必死な様子の凪に、人間らしさを感じたのでした。

 

慎二が向かった先は、今一番のお気に入りカナちゃんの家。
取引先の受付嬢です。

「急だったから、簡単なのしかつくれなかったけど」と言って出されたのは、オールデパ地下食品。
ゴミ箱に捨てられているパッケージをすかさず確認する慎二。

食事中、思い出すのは凪の臨機応変な対応と、貧乏くさいけどやたら染みる凪の節約メシ。

「ごめん、カナちゃん。俺、今日帰るわ」と帰宅。

 

なんで、ここまであいつに囚われてるんだ?

自宅で寝ころびながら、ある記憶が思い出されます。
それは付き合いたての頃の事。

朝、目を覚ますと、ストレートのはずの凪の頭が大爆発している様子を目撃。
気付かれないように見ていると、ひどいくせ毛を一生懸命にストレートヘアにする凪。
その様子に、慎二は心底惚れたのでした。

固く誓っていたはずなのに、あんなことになり、ケアできないまま立て続けに出張。
戻ったら家はもぬけの空で、会社からもドロップアウト。
連絡手段も消滅。

なんとか新住所を手に入れ、やっと謝れると訪ねてみたら、知らない男に笑顔を見せている凪。
しかも、頭はもじゃもじゃ…。

 

一連の話を、ホステスの杏に聞いてもらう慎二。

「空気読むの得意なのに、なんでその子には辛辣なのー?」と問う杏に、「ほんとは好きな子をついいじめなくなるっている…」と真っ赤になって弁解。

帰ってきた答えは「小3?成人してそんなこと言ってる奴は事故物件だよー?」とバッサリ。
あわてて弁解する慎二。

扇風機一つしかない部屋を見た時、自分も含めて何もかも捨てたんだとショックだったと。
変わる必要なんてなく、不器用なまま摩耗していく実直なとこが凪のいいところだと。

そんな慎二の本音を聞いても、杏の答えはつれないもの。
「復縁はないね」とバッサリ。

その理由は、変わりたい女と変わってほしくない男…お互いそっぽむいてしまっているから。

さらに、隣に住む男性について「やばいニオイのする男は、これから冒険したい女にはうってつけだよ」と忠告するのでした。

 

お隣に住む母子家庭のうららちゃん。
ゴミ捨て時に、凪の頭をなでなでするのがコミュニケーションに。

ゴミ捨て場所で、少し先に同級生3人が楽しそうに歩いているのに気が付き、「ちょっと隠してもらっていいですか?」と凪の背に隠れるうららちゃん。

でも、あっさり気が付かれてしまったので、そのまま何事もなったように輪に入っていきます。

そんなうららちゃんの様子に、自分の子どもの頃と比べてしまう凪。

凪も母子家庭。
母が仕事に行く際には、ゴネてグズって大変な騒ぎでした。

遊んでくれる友達もいなくて、いつもせまい部屋でひとりぼっち。
おいしくないおやつのビスケットをかじっていました。

 

洗濯物を干す凪とうららちゃん。

「えらいね」という凪に、「友達と遊んでいるより性に合っている気がします」とクールな答え。

さらに、流行りのゲームよりもあやとりが好きという話に、覚えているあやとり(東京タワー)を披露。
「よかったら教えるよー」という凪に、「おぼえて何の意味が?ほどけたら初戦ただの糸です」とこれまたクールな返し。

そして、うららちゃんがおやつをくれたのですが、それは凪が子供の頃に食べていたおいしくないビスケット。
「では、宿題があるので」と部屋に入ってしまいました。

 

自室に戻り、ビスケットを口にした凪が思い出すのは、子どもの頃に言っていた母の言葉。

「他人と自分を比べてうらやむなんて卑しい事なの。そんなの心が貧しい証拠よ」

凪の母の言葉を、凪はなかなか受け止めることができなかったけど、うららちゃんは上手に飲み込めている。

…そう思っていたのですが、偶然に見かけた出来事から、実はうららちゃんも凪と同じ気持ちを抱いていることに気が付くのでした。

 

買い物帰りに、帰宅途中のうららちゃんとお友達をみかけた凪。
その様子を見ていると、前回の二人で話していた時とはまったく違う様子のうららちゃん。

大人気ゲームについて詳しく、遊ぼうと言うお友達に「今日はお母さんと一緒にお菓子を作る約束をしている」ときれいなマンションの前でお友達とお別れ。
お友達からの「買っているわんちゃんも撫でさせてね」という言葉にも笑顔で応じていました。

お友達が去っていくのを確認し、マンションから出てくるうららちゃん。
凪とバッタリ鉢合わせ。
気まずい空気です。

 

帰宅後。
洗濯物を取り込んでいる凪の隣で、うららちゃんが真っ赤な顔で「うそつきのクソガキって思ってます!?」と自分の気持ちを泣きながら吐露。

よその子と比べて妬んじゃう自部がイヤ…と言ううららちゃんに、「比べちゃうのは仕方ないし、うららちゃんは絶対に悪くないよ!」と全力で励ます凪。

「今、目の前にあるものの中で工夫して楽しんじゃうのはどうだろう」と、ビスケットに牛乳をかけて食べるとおいしい事、毛糸をつかったアクセサリー作りを教えます。

さっそくビスケットに牛乳をかけて食べるうららちゃん。
そのおいしさに「子供の頃の凪さん、世紀の大発見者!」と大喜び。
さらに、翌日、うららちゃんの鍵には、凪が教えたポンポンがついていたのでした。

 

凪の部屋で、お留守番しているうららちゃんと毛糸をつかったカラフルゴムを作っていると、そこに帰宅したうららちゃんのおかあさんが。
一緒に土鍋で作ったプリンを食べます。

食べ終わったうららちゃんは、宿題をやると一人先に部屋に。
二人きりになり、そこでうららちゃんのお父さんが亡くなっている事、生前に勤めていた建設会社で仕事をさせてもらっている事を知ります。

「うららのお友達のお母さん方にもいつもお叱り受けてますし、学校の役員の仕事も満足に参加できなくて…本当に不甲斐ないです」と話す姿に、少し疲れて悲観的になっているのかなと思う凪。

…が、それは大きな間違いであったことを知ります。

 

ある日の買い物帰り、うららちゃんの同級生ママ3人とお茶するうららちゃんママをみかけた凪。
うららちゃんママの姿は作業着で、休憩時間に来たようです。

「うららちゃんママとお茶できてうれしー」
「(うららちゃんの)遊び、うちの子が真似してヒザすりむいちゃって」
「この前、この話を先生の前でしたらクレームっぽく取られちゃって、心配してて」
「担任の先生、何か言ってきたりしてない?」

その会話に、震える凪。
女性たちのじんわりリンチ。

そこに、うららちゃんママの職場の同僚らしき男性が、車のクラクションを鳴らし「まだぁ!?」と。

「わざわざ仕事、中抜けしてきてるんすよね。ったく毎度くどくど長えんだよ、おばさんシンポジウム」と、うららちゃんママの手を引っ張って車に。
去りゆく車からは、「すみません!」といううららちゃんママの言葉が…。

残された同級生ママ3人は、「まるで私たちが悪者みたいじゃない?」と、とたんにうららちゃんママの悪口大会に。

「男を味方につけるの上手よね」
「先生だってあの人には甘いもんね」
「亡くなった旦那の勤め先でおこぼれの仕事もらってるんでしょ?」
「お給料だってたかが知れているだろうし」
「資格とるなりなんなりしてもっと自立すべきよね」
「男に頼ってしか生きられない人っていやよね」

勝手な想像での言いたい放題に、もやもやする凪。
帰宅すると、布団をサンドバックに仕立てて正拳!

でも、隣の部屋から聞こえる、うららちゃんとママの楽しそうな声に癒されるのでした。




別の日。
買い物帰りにうららちゃんとバッタリ会った凪。
一緒に歩いていると、前方からうららちゃんの仲良しのお友達二人が歩いてきます。

でも、3人とも無言ですれ違います。
驚く凪に「うららちゃんと仲良くしちゃダメってお母さんに言われたんだった」と。

…でも、それは監視の目が光っている外だけで、学校では仲良し。
「私たちは親が思っているほど、バカじゃない」と、手首にある毛糸のリングを見せます。
去っていくお友達の手首にも同じものが…。

 

そこに、お友達ママ3人登場。

「お母さんの代わりにお買い物?大変ねぇ」
「やっぱりお母さんの帰りは遅いの?」
「家事はほとんどうららちゃんが?」
「お部屋散らかったりしてない?」
「おいしいごはんは食べさせてもらってる?」

「おばちゃん達、うららちゃん達の力になりたいの!」とうららちゃんに言うその姿に、「どの口が…」とぞっとする凪。

さらに、一緒にいた凪に「虐待している音だとか、ガラの悪い男性の出入りとか…彼女、同じ母親としてちょっと信頼できないところがあるから、私たちが見張ってあげなきゃって話してるの」と。
その言葉に、怒りで震える凪。

 

…と、凪ちゃんが通りかかった工事現場で「ここ、新しくファッションビルが建つんだって」と。
その言葉に「おばさん達も楽しみにしてるよー」と同級生ママ3人組。

「この時間にならいるかな」と、うららちゃんは工事現場の扉を開け、「おかーさーーーーん!」と大声で叫び始めました。
なんと、うららちゃんのお母さんは、工事現場で重機を扱う人さんだったのです。

うららちゃんに気が付き「危ないでしょ!」と駆け寄るお母さんに、「ごめん、久しぶりにお母さんの勇姿をみたくて」と答えるうららちゃん。
後ろにいた同級生ママ3人組はぽかーん。

しかも、現場の人からは「職長」と呼ばれているほど。

「うちのお母さん、超かっこいいでしょ。だから全然いろいろ平気なの」と、とびっきりの笑顔でいううららちゃんでした。

 

地図アプリを元に、凪の住むアパートに来た慎二。
ですが、凪は留守。

どうしようかと途方に暮れていると、上の階に住むおばあちゃんが。

慎二が北海道出張のお土産として買ってきた凪の好物「白い恋人」に目をつけたおばあちゃんは、待っている間に映画(フランス18世紀、身分違いの恋に悩むヒロインの濃厚なラブストーリー)を一緒に見ようと提案。
上映料は「白い恋人」3枚。

はじめは断るものの、「もっと女心、勉強しなよ」という夜の蝶たちの助言を思い出しておばあちゃんの部屋に。

 

その頃、凪は駅でバッタリ会ったゴンさんに誘われて、国営昭和記念公園で二人バーベキュー。

手早く簡単に作るゴンさんの手料理に感動しつつ、話題になったのは凪のバーベキュー黒歴史。

慎二に誘われて参加した、慎二の旧友(小中高大学エスカレーター式の私立高)とのバーベキューで、がんばったけど必死すぎて逆に痛い人になってしまったと話します。

さらに、慎二の友人から「ほんとは慎二の彼女なんでしょ?」という質問詰めにあっていると、別の友人から「さっき慎二が違うって言ってたじゃない!そうゆうこと私たちに隠す奴じゃないでしょ」という衝撃的なセリフが。

慎二の方を見てもしらんぷりされ、テストに落ちたんだと悟ったのでした。

その話に、「たぶん凪ちゃんは、こんな風にその彼氏と、青空の下でうまいもん食いたかっただけなんだろうね」と言うゴンさん。
その言葉に「…そうだったような気がします」と自信なさげに答える凪。

 

映画を観ている慎二の方でも、バーベキューの時の話題に。

本当は仲の良い友人に付き合った彼女(凪)の事を紹介するつもりだったけど、そのメンツの中にひどい降られた方をした友人がいることが判明し、とても言える雰囲気ではなかったと。

その事は凪には伝えていないというと、おばあちゃんは「かみ合わない歯車ってセクシーよね」と、慎二と凪のことなのか、映画の事なのかわからない感想をポツリ。

 

お腹いっぱいになった凪とゴンさんは、広場の芝生でゴロリ。

「新しい事を知れることが、すごく嬉しいんです」と、今の生活が楽しいと話す凪に、「かわいい」と迫るゴンさん。

「ゴンさん、めちゃくちゃ人が見てます」と焦る凪。
「円形に人が集まってきて面白かったね」と、楽しんでいるゴンさんでした。

 

映画を観終わった慎二の感想は、胸糞悪い。

それに対しておばあちゃんは、「相手の彼は、主人公に『好き』ってまっすぐに伝えてないの。男女間の悲劇の引き金はいつだって“言葉足らず”」と、映画の結末の意味を教えます。

…と、凪が帰宅したのに気が付いたおばあちゃんが、慎二を送り出します。

声を掛けようとしますが、その隣にゴンさんがいる事に気が付き、先ほどのおばあちゃんからの言葉も吹っ飛ぶ慎二。
いつもの皮肉たっぷりの態度に。

これからゴンさんとうららちゃんとトランプをする約束だという凪の言葉に、「みんなでやれば良くね?」と、おばあちゃんも加わった総勢5名でやることに。

 

トランプをしながら、凪が慎二と同じ会社で働いていた事やゴンさんのイベントオーガナイザーの話に。
なんと、たまに借りるノアは、慎二も学生時代に通っていた店でした。

ババ抜き5連敗の凪に、ホットポテト理論を持ち出す慎二。
集団心理の無意識の中で、気が弱くて支配しやすい奴のところにボールが回っていくと。

その話に「冗談じゃない!」と思う凪ですが、6回戦目も最後に残り…なんと慎二と一騎打ち!

「俺が勝ったら、結局おまえは変われないって証明になっちゃう?」という信二の目に飲み込まれそうになる凪。
その時、ゴンさんの「ホットポテト、俺のところに回ってきたら、たぶん食べちゃうな」という言葉に凪の緊張もほどけます。

緊張した二人の空気の中、慎二が引いたのはババ。

「やったぁ!」と喜びかけた凪ですが、なんと慎二もババを持っており…配り間違いでした。

 

そこに「ホットポテトの話を聞いていたら、食べたくなっちゃった」と、いつのまにかおばあちゃんが蒸し芋を作って持ってきました。
バターがとけておいしそう。

喜ぶ凪たちとは反対に、「仲良しこよしアットホームごっこ、反吐が出ます」と笑顔で挨拶して家を出る慎二。

慎二の暴言を謝る凪に、「俺らはいいけど、いいの?行っちゃったけど」とゴンさん。
「何時間も前から待ってたのよ」と、慎二が持っていた「白い恋人」を渡すおばあちゃん。

凪は自分の好きなものを覚えていたことに嬉しくて、慎二の後を追いかけるのでした。

 

慎二が暴言を吐き部屋を辞したのは、ゴンさんの一言で凪の空気がガラリと変わり、ほどけた笑顔をした凪の様子に嫉妬したから。

追いかけてきた凪に連れない態度をとりながらも、おばあちゃんの「ただ素直に思いを伝えるだけでよかったのよ」という言葉が頭をよぎります。

立ち止まり、凪に自分の素直な気持ちを伝えようとした慎二。

…が、ちょうど煙草を吸う為にベランダに出てきたゴンさんと目が合ってしまい、手を振る姿にカチン☆

凪の腕をつかむと、突然のキスをするのでした。

 

思いっきりひっぱたいたと聞いた坂本さん。
「少女漫画じゃないですか!」と大興奮。

「大島さんの事がホントは大好きなツンデレ元カレさん」と言う大島さんに、「私と会うのはアッチがいいからだけだって、会社に人に話しているのを聞いちゃったことがあって…」としょんぼりしながら否定する凪。

そんな凪に、「大島さんに必要なのは新しい出会いですよ!」と婚活パーティーに連れていきます。

真っ青になりつつ連れていかれた会場に入ると、そこには大勢の男女の数。
しかも、元会社の足立さん(1巻で凪に名刺スキャンを押し付けたショートカットの女性)も。
でも、いつもと雰囲気が違う…?

 

そして始まる婚活パーティー。

エントリーシートの交換で、男性は年収も記載されているのをみて「エグい…」と思う凪。
フリータイムでは、複数の男性に囲まれてしまうという窮地(?)に。

積極的に来る男性陣にたじたじの凪。
そんな凪を助けてくれたのは、なんと足立さんでした。

 

凪に気が付いた足立さん。
坂本さんも交えて、近くのカフェでお茶をします。

なんと、足立さんは何回か参加(婚活パーティー)している経験者。
「正直、笑っちゃうくらいクソ男ばっかりだよー」と。

そして始まる足立さんの一人演説。

「見た目変わっても、相変わらずなんだね」
「ランチとか飲み会でも、隣の男性や店員に無駄に絡まれて」
「大島さんは愛想良くて断れないから」
「まぁ、ぶっちゃけ下に見られちゃってるのよね」

自分の事は「世界観があって制しにくい女だってばれちゃう。こじらせ女のモテはは遠いよ」。

さらに、SNSで回ってきたという“童貞を殺す服”を見せる足立さん。

「ヤりたいだけの男に寄ってこられても、私は切ないかなー」という言葉に、なんで会社を辞めてまでこんなふうに何かを搾取されなくちゃいけないのと、静かな怒りが沸き上がる凪。

そして、反撃。

「じゃあなんで、そんな肩だして迎合した格好してるの?」
「会社帰りに着替えたの?すごいガッツ」
「なのに収穫がないって切ないね」
「むこう(男性)だった、足立さんみたいに最低限の線引きはしてると思うけど」
「エントリーシート見直して来いってことは、お眼鏡にかなえばOKってこと?」
「それって、露出の多い服ってだけで寄ってくる男と同じくらいあさましくない?」

凪の言葉に赤くなって固まる足立さん。

胸がすっとすく想いと同時に、自分にもグサッときた凪。
なぜなら、エントリーシートを見た瞬間、「あっ、この人たち、慎二より下だ」と思ったから。

ヤりたいだけの男性も、肩書に抱かれたい女性も責められない。
その証拠に、慎二のどこが好きだったのか一つも思い出せないと、冷や汗をかきながら「浅ましいのは私もです…」と付けくわえるのでした。

【次巻】

【前巻】1巻:凪のお暇




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