忘却のサチコ 10 (ビッグコミックス)[本/雑誌] (コミックス) / 阿部潤/著 価格:596円 |
10巻のトップバッターはジーニアス黒田先生。
札幌で初サイン会(2店舗)。
担当の小林くんとサチコさんでフォローします。
ただ、ジーニアス黒田先生は顔出しNGなので、サイン会とはいえ手しか見えない特別仕様。
ファンにちやほやされて浮かれ気味の先生を、サチコさんがしっかりと手綱を引いて管理します。
さすが!
サイン会終了後に打ち上げをしようと提案するも、ジーニアス黒田先生は大好きなアイドルのコンサートに。
なので、打ち上げは小林くんとサチコさんの二人で。
ジンギスカンのお店「北海道しゃぶしゃぶ ホッケ」でラムしゃぶです。
お腹が満たされたら、宿泊先のホテルに帰り疲れた体を休ませます。
ところが!
なんとホテル側の手違いで一部屋しか予約されておらず…。
サチコさんと小林くんが一つの部屋に泊まることになります。
どうなるサ…いやいや、この場合では小林くん!!
(サチコさんは全然大丈夫そうだもん…)
意識しまくりの小林くんと、あくまでマイペースのサチコさん。
救ってくれるのはジーニアス黒田先生です。
翌朝、飛行機に乗る前にカニを食べに、喫茶店「ざえら」に。
タラバガニのサンドイッチという、贅沢な逸品をいただきます。
さすが北海道!
食べたい!!
三食目は、サチコさんがマラソンで活躍!
マラソン好きの村島先生(ノーベル賞作家)の提案で、先生がゲスト招待されている「大東京シティーマラソン」で、一番早くゴールした編集部に新作を書くことに。
サチコさん以外は抽選で落ちてしまったので、すべてはサチコさんの肩にかかっています。
そんな中、サチコさんと因縁がある北斗文芸社の尾野さんと再会!
同じく村島先生の新作を狙って、またサチコさんへのリベンジの為に参戦です。
これは何かある!?
尾野さんの姑息な作戦もサチコさんにはきかず、逆にまた先生の怒りを買ってしまう尾野さん。
その後は無茶がたたって寝込みます。
うーん、自業自得。
悪いことはできないですね、ほんと。
そんなひと騒動あったことなどまったく知らない(眼中にない)サチコさん。
走った後は、疲れた体をいたわる「紅葉山」の鍋焼きうどんです。
あくまでわが道を行くタイプですね。
ここまでくると羨ましい…。
寒い日にみたら、絶対にたべたくなわぁ。
四食目は、サチコさんが人気タレントさんに小説の執筆を依頼します。
人生相談バラエティーの人気MCのぐるパコさん。
…これって、マツコ・デラックス?
「小説なんてかけないわよ~」と断る先生に、サチコさん流の説得。
原宿という人が多い場所で、顔をどうどうとさらして人生相談。
サチコさんの体当たり的な相談に、ぐるパコさんも執筆依頼を引き受けます。
ぐるパコさんと別れた後は、ぐるパコさんの思い出の食・エビフライを堪能します。
海老フライ専門店「海老昌功」です。
編集部に戻って、無事に執筆Okを頂いたことを報告。
そのさなか、後輩からサチコさんの昼間の出来事がネットニュースになっていることが発覚!
やっぱりそうなるよね~
五食目は、おなじみ美酒乱先生。
別府の地獄温泉を(サチコさんと二人で)取材したいと言うのですが…別作品のプロットがまだの為、今回もサチコさんが一人で取材旅行に行くことになりました。
ドンマイ!美酒乱先生!
現地につくと、サチコさんは地獄めぐり(7か所)に出発。
移動途中の食事で、おいしい料理をいただきます。
大分名物のとり天を「西洋軒」で。
おいしそう~。食べたい!
お腹も満たされて、再び地獄めぐりの続きに出発しようとしたところ、姫村先生から電話がかかってきます。
大分に出張中であることを告げると、「鍾乳洞の写真を撮ってきてほしい」とお願いされてしまいます。
「砂丘から鍾乳洞へと変更する案を閃きまして!」
と先生。
変更しなくてもいいやないかい!と突っ込まずにいられない。
これぞ、漫画ですな。
ただ、時間的に地獄めぐりに鍾乳洞と両方見て回るのは厳しい…。
さすがのサチコさんも困り顔。
でも、諦めないのがサチコさんの良いところ。
「やれることからやっていこうと」と動き始めます。
体験コーナーもスピーディーに(笑)。
閉館ギリギリに鍾乳洞にいけるか…となった時に、そばにいた妊婦さんが突然苦しみ始めるところに遭遇してしまいます!?
無視するなんてできません!
救急車を呼び、病院まで付き添います。
無事に病院についた頃には、すでに閉園50分前。
もうダメかとガックリ_| ̄|○
でも、良い事したサチコさんを神様は見捨てていません。
救急隊員の方に「鍾乳洞ならここから20分ほどですよ」と教えてもらいます。
なんと、救急車で来たので、時間もかからず短縮してこれたようです。
すごい…。
そう来たか!?
なんとか鍾乳洞の取材もギリギリで終え、小説のモデルとなる宿に向かいます。
そこで、温泉の蒸気で作る蒸し料理「地獄蒸し」を堪能。
取材も無事に済み、お腹も満たして、あとは明日かえるだけ…
と思っていたら、編集長から電話が。
なんと、明日の村島先生との打ち合わせに、大分名物・関サバを持ってきてほしいとの事。
村島先生の大好物で、サチコさんが大分にいると知ると、「関サバを持ってきてほしい」と懇願されたのだとか。
しかも「新鮮な」関サバ。
姫村先生といい、みんな、無茶言うなぁ。現実はどうなのかしら!?
現在、21時。
飛行機は朝の10時半。
さすがのサチコさんも「今度こそ、本当に間に合うのかしら…」と困り顔です。
急いで近所のスーパーに行きますが、関サバなし。
店員さんに聞くも、いつもあるわけではないと。
漁協なら手に入るかもと言われるも、それでは飛行機に間に合わない。
万事休す!
とぼとぼと旅館に戻るサチコさん。
でも、そこに神様の助けが!
妊婦さんを助けた事が、またサチコさんに幸運を呼び寄せたのです。
「情けは人の為ならず」ですかね。
もちろん、帰る前に関サバをしっかりといただきます♪
6食目は、またまたジーニアス黒田先生。
大好きなアイドル、もぎかちゃんがテレビのインタビューで「スレンダーな人が好き」と答えてショックを受けています。
おかげで原稿も進まない。
なんのこっちゃ。
電話しても出ないジーニアス黒田先生に対して、サチコさんの機転で乗り切ります。
そして、もえぎちゃんとの対談をネタに、原稿を書かせることに成功。
ただ、対談前に痩せさせてくれと懇願されます。
それに対して小林くん。
「僕、今まで人生でふとったことないんですよね」
と困り顔。
うらやましい~。
なので、サチコさんがお手伝い。
食事の改革、規則正しい生活、小林くんへの毎日の体重報告を課します。
ジーニアス黒田先生の気持ちは本物なのか、順調に体重げ減少。
停滞期にはいった頃に、今度は適度な運動を追加。
運動と聞いて、「ブリーフビートキャンプ」を持ち出す小林くん。
ジーニアス黒田先生は、当然ながら速攻拒否。
そこでサチコさんが、もぎかちゃんの振り付けを披露。
なんと、もぎかちゃんの振り付けをすべて資料にまとめて、ジーニアス黒田先生が踊れるようにしてきたのです。
さすが!というか、忙しいのにいつの間に覚えたの!?
帰り道、疲れた体にぴったりの、ヘルシーかつ栄養満点の「漢方参鶏湯」を。
うーん、おいしそう。
そして、いよいよもぎかちゃんとの対談1週間後。
ダンスの効果もあって順調に減ってきたジーニアス黒田先生ですが…なんと、突如3キロ増加と連絡が!?
なにがあったのかと思っているところ、テレビでもぎかちゃんが
「結婚するならくまさんみたいな体で包み込んでくれる人」
と言っていたのでした。
これか…。
せっかく痩せたジーニアス黒田先生がみれると思ったのですが、そのままのようです。
うーん、残念。
7食目は、お初の安田先生。
昭和の雰囲気がする、優しそうな、そして常識のありそうな先生。
この先生であれば、納期が遅れることもないのでは?
ところが…
ぎっくり腰でラジオドラマ用の原稿が書けなくなってしまった!?
席について原稿を書き上げることができない、でも頭の中ではできている…と聞いたサチコさんは、口述筆記を買って出ます。
無事に原稿をラジオ局に届けたのですが、今度はこちらでトラブルが!?
なんと、声優さんが高熱でダウン。
収録ができない!!
で、サチコさんの出番。
担当編集者としての凄腕を披露します。
セリフ丸暗記で、台本の必要なし。
すごい~
無事に収録が終わった後は、漁港で「桜エビの沖漬け丼」を堪能です。
最後は、まなぶくんの登場。
サチコさんが、家庭教師のように勉強をみています。
頭がいいんですよね、サチコさん。
やっぱり、読書好きだから!?
ふとカレンダーから運動会の話になった時、まなぶくんが落ち込んだ表情を…。
お母さんが毎年仕事で来れないこと、走るのが得意ではない事からも運動会が嫌いだと告白します。
うーん…勉強ができる子にありがちな展開?
そんなまなぶくんに、サチコさんが一喝。
心に響く励ましをくれます。
サチコが応援に行くというと、まなぶくん大喜び。
ついでに、お弁当を作ってきてい欲しいとお願いします。
毎年、お弁当屋さんで買ってきていたそうで、手作りのお弁当を食べるのに憧れていたそうなのです。
今年も講演会とかぶっていることからも、お母さんの参加は難しそうで…。
サチコさん、断ることもできずに引き受けます。
ちなみに、サチコさんは料理下手。
家で特訓です。
でも、講演会の時間と場所から、サチコさんの協力でおかあさんが来れることになりました。
お弁当もおかあさんの手作りです。
まなぶくんのいい笑顔がみれてほっこり。
運動会終了後、お昼を食べ損ねてしまったサチコさんは、唐揚げとハイボールでおなかを満たします。
見るからにおいしそうな組み合わせ。
酒好きにはたまりませんね。
ハイボールを飲みながら唐揚げをつまみ、本を読む…最高だわぁ~
次巻ではどんな料理が出てくるのか?
祥吾さんとのことは何かわかるかな?
ごちそうさまでした~♪