35巻では、入間くんがバルバトス家に乗り込み(連れ去られた)大頭領と意気投合。
師匠であるバチコも立ち直らせると、いつのながらのほっこりな展開をみせてくれました。
魔入りました!入間くん 36 (少年チャンピオン・コミックス) [ 西修 ] 価格:561円 |
36巻では、入間くんと大頭領が揃って魔界塔に。
大統領は、自分は大頭領の地位を退くことでバチコが頭領になり、バチコが13冠に指名されたらその任を受けると宣言。
戦争にならずに済んだと安堵する13冠でした。
ここで終わらないのが入間節。
帰り際、サリバンに「14冠じゃなだめなの…?」とびっくりする提案をしています。
サリバンのデルキラ様の椅子を守りたいという気持ち、椅子を守るのが難しい現状から考えた案でした。
そんな入間くんの提案に驚愕するサリバン。
そしてふふふっと笑うと、「キミは、とんでもないことをいうなぁ」と嬉しそう。
「僕は…難しく考えすぎていたのかもしれないな…」というと、「ありがとう、入間くん。ボクはもう大丈夫だよ」とにっこり微笑みます。
いつも思いがけない方向にもっていってくれる入間くんです。
そうだよね~、14冠でもいいよねぇ。
椅子を一つ増やすって、誰もが思い浮かびそうで思い浮かばない。
こいつぁ、意表をつかれました。
着席の儀
新13冠が決まり、「着席の儀」がおこなわれました。
三傑のサリバン、レディ・レヴィ、ベリアール。
英傑次席のベルゼビュート、バール。
天眼・アスタロウ、精霊主・パイモン、四方筆頭・アマイモン、色頭・アムリリス、魔界署警備局長・アンリ。
そして新13冠の、鉤帝・ナルニア、盤外王・メフィスト、頂弓・バチコ。
サリバンはバチコに「貴殿の決断にはより一層感謝を述べたい」と、バチコが13冠になることで13冠と三英雄が共に手を取り合う未来が開かれたと述べます。
その言葉に目頭を熱くするバチコ。
サリバンさんの、こういう一歩先をいく気遣い。
あっぱれですねぇ。
しかし…バールが英傑次席っているのも、事実を知っている読者とすれば複雑ですねぇ。
ちなみに、次の13冠の集いは「13冠全員でピクニックでも行こうかと思う」。
皆、絶句。
「詳細は追って連絡するから」と去るサリバンを追いかけるのは、同じ三傑のレディ・レヴィとベリアール。
「貴方が公式の場であんな冗談を言うなんて…」とびっくりしている二人に、「デルキラ様なら、きっとこう言うかなと思って」と答えるサリバン。
13冠の重さとか、魔王の椅子の大切さとかを難しく考えすぎていたのかもしれない。
語り合えればどこでもいいんだよと。
デルキラが戻ってきたら自分が13冠を退く。
それまでは魔界を守り、より面白く新しい魔界にしてデルキラ様を驚かせて悔しがらせると笑顔。
しかも、「一発なぐってやろう」です。
新人教師モモノキ
クララたち女子会に、モモノキ先生が(強制)参加。
そこで、カエルゴ先生との出会いについて語られます。
モモノキ先生の教育係がカエルゴ先生だったのは、すでに以前から話に出ていた事。
なんと、最初の印象は「大きい」「目つき悪い」「不愛想」とモモノキ先生が苦手とするタイプだったのだとか。
かなり厳しくしごかるなかで「ノルマをこなすだけが仕事じゃないですよ」と言われ、さすがのモモノキ先生もカッチーン☆
でも、その言葉の本当に意味を知ることになり激しく落ち込むモモノキ先生。
でも、バラム先生や他の先生方の協力もあり、嘘ついた生徒をみつけ、さらに嘘をつけなくするといった作戦を実行。
該当する生徒にお灸をすえることができ、名誉挽回となりました。
さらに、その後、カエルゴ先生からも初めて「お疲れさまでした」と。
達成感!
この時点でまだモモノキ先生はカエルゴ先生に惚れていないのですが…
協力してくれた先生方から、カエルゴ先生が「モモノキ先生が困っていたら助けてほしいと頼まれていた」と言っていた話を聞き、しかもモモノキ先生用ノートを見て…
「こんなん、惚れてまうやろー!」と…。
カエルゴ先生…個人面談でも生徒用のノートを持っていたけど、細かいよなあぁ。
メモ魔か!?
カエルゴ先生の悪周期
カエルゴ先生の悪周期の様子と、オールバックではない前髪サラリよりも、自宅のデザインがなかなか突っ込みどころ満載でした。
なんだこの細い柱は。
どっかのラスボスか(ある意味そうだけど)。
悪周期の薬をバラム先生が持ってきてくれるのですが、まぁ、お部屋の状態がすんごい。
いたるところに爪痕とボコった跡が…。
ちなみに、カエルゴ先生の悪周期対策は裏表紙にも紹介されています。
(破れてもいいように)シーツを安物に変更し、サボテンを一つだけ残してあとは頑丈なケースに保管。
安定剤を飲んでひたすら寝る。
残したサボテンが壊れたら、相当ひどい悪周期ということらしい。
そして、収まったらバラム先生に薬と食料を持ってきてもらう…のが一連のルーティン。
だいぶ落ち着いてきているので、話題になるのはデビキュラムでのこと。
お兄さんの言葉から、「場ビルスの敵だ」とはっきり言い切ります。
さらに、入間くんが人間であることに気が付いた様子。
「今から俺がする質問に何も答えなくていい」と言ってから「入間は人間なのか?」。
バラム先生の表情から答えを知り、バビルスの平穏を乱す者には容赦しないと前置きした上で、「私は何も聞いていない」と知らぬふりをすると。
なんだかんだいって、カエルゴ先生は優しいですよね~。
入間くんの事を気にかけているし。
バラム先生が持ってきた薬のおかげか、だいぶ元通りになってきたカエルゴ先生。
そんなカエルゴ先生のところに、オペラ先輩から「海、行きましょう」と(断れない)お誘いメールが届きます。
新キャラ☆メフィスト&ゼブブラ
課外授業として海に来た入間くんたち一行。
カエルゴ先生とオペラ先生が昼食を作っている間、シーダ先生監視のもと遊びます。
そこで偶然にも、新13冠に就任したメフィストと、候補だったゼブブラに遭遇。
ゼブブラは傷心旅行。
メフィストは13冠の初仕事として視察にきていました。
で、何も起こらないわけがなく…
出てきたのはクラーケン!
「いざゆかん、クラーケン討伐!」です。