ついにローズモンドの死刑が確定!
最後まで悪あがきを見せていたローズですが、死刑が執行されるまでどうするのか?
元エフレニー伯爵もジャニュアリーも使えなくなってしまいましたしね…(子供だけがかわいそう)。
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朝早く、エフレニー女侯爵のところに陛下から命を受けたミルヤ・プリンスキーが訪問。
その要件は、エティレル女侯爵の裁判が終わり、侯爵位剥奪の上、2日後に処刑が決定した事についてでした。
「対応が早いのね」というエフレニー女侯爵に、大逆罪を犯した罪人の処刑を遅らせる理由はないとバッサリ。
同時に、さりげなく「夫人も今日は何か御用があると耳にしましたが…」と切り出しますが、「その話はしたくない」とエフレニー女侯爵はけんもほろろな対応です。
ミルヤは「その件で来たわけではない」と非礼を詫び、皇后陛下…パトリツィアが激怒していることに言及します。
公女(ローズモンド)との養子縁組を解消しない場合、エフレニー家門も処罰を受けることになると、裁判でパトリッツアが警告した事を話すと、「私は一切関わっていない」と答えるエフレニー女侯爵。
さらに、エフレニー侯爵は間もなく侯爵ではなくなるので、「皇后陛下の怒りを買ってまで罪人をかくまうつもりはない」と養子縁組の解消を宣言します。
その頃、パトリツィアがローズの元を訪ね、元エフレニー侯爵とジャニュアリーの現状について伝えます。
エフレニー女伯爵の妊娠が実は強姦によるものだったことを知り、エフレニー侯爵と離婚した事。
それを受けて元エフレニー侯爵…ジェームス・ヘドウィックは弟の領地に向かっている事。
同時に、近いうちに帝国の宰相としての地位も剥奪される事。
パトリツィアが強姦について知っている事に驚愕するローズモンド。
さらに「知っているのはそれだけじゃない」と、パトリツィアは洗いざらいぶちまけます。
どうやってジェームスを脅迫したのか。
ジェームスがどうやって宰相の地位につき、侯爵になったのか…。
ジャニュアリーとローズモンドしか知らないはずなのにと、青ざめるローズモンド。
さらにパトリツィアは、ジャニュアリーが侯爵邸を追い出されたことも言い添えます。
黙り込むローズモンドに、エフレニー女侯爵が養子縁組を解消したので、ローズモンドはもう公女でもなんでもないし、すべてを失った元エフレニー侯爵には脅しは何も効かないとしてその場を去ろうとします。
が、ローズモンドの「でもあの男は傷つけることができる」という言葉に足を止めます。
「やめなさい」というパトリツィアに「どうして?」と、まさか彼を好きになったのかと勢いを取り戻すローズモンド。
皇帝は実の母親を殺した殺人犯で正気じゃないというローズモンドに、パトリツィアは「同じ状況に置かれてみなければ、彼を非難する事はできない」とピシリ。
そもそも、ローズモンドも自分の異母兄に復讐しているではないかと。
「だから…あの男を好きだっていうの?」と論点をずらすローズモンド。
好きではなく哀れだからと否定するパトリツィアに、「あの男に同情するなんて、あんたこと正気じゃない」と高笑いするローズ。
パトリツィアは続けようとするローズモンドの言葉を「黙りなさい」と遮ると、2日後の処刑の場で余計なことを言おうとするなら、すぐさま首を切り落としてやるからと忠告します。
「どうして私にここまでするのよ!?」と色めき立つローズに、パトリツィアはそれはこちらのセリフだと返します。
自分は大人しくしていたのにからんできたのはローズモンドであり、ここまでさせたのもローズモンド。
自分にはこうする資格がある。
「名ばかりの皇后として静かに生きようとしていたのに…」というパトリツィアにローズは、「皇后は帝国全土の女が夢見る地位よ?」と食って掛かります。
そして、「私はこのまま死なない」と、皇孫を宿した女な殺せないと不気味に笑います。
絶対に皇太子を生んで皇太后になる。
そうなれば誰も私を蔑むことはできないし、誰一人逆らうことができなくなると。
そんなローズモンドに、パトリツィアは「たとえ生き延びたとしても、あなた皇太后になることはない」ときっぱりと言い切ります。
なぜなら、パトリツィアがローズモンドを子どもの生めない「石女」にしたからです。