陽明が九龍を出ていき、鯨井も自分の道を進むべく動くも、なにやら不穏な感じの工藤さん。
みゆきちゃんも九龍で動いているし…何かが起こりそうな予感です。
お昼に外にでる鯨井。
お札をはがして確認して歩いていると、あくびをしながら歩く工藤にバッタリ会います。
工藤は、鯨井がトートバッグにつけている陽明からもらったパンダのフェルト製ブローチをみると、「あ、パチモンだ」と一言。
パンダのしっぽが黒く塗られているのをみて、何気なくいった工藤のセリフに鯨井はドキリとします。
まるで、自分のことを言われているのかと…。
パンダのしっぽが黒いのは陽明があえてしたこと。
鯨井の存在を信じているという表明です。
陽明が作ってくれたことを話す中、工藤はトートバッグの中にあるものに目が止まります。
それは、お札。
瞬間的に「おい!なんだよソレ!」と声を上げると、びっくりする鯨井からお札を取り上げる工藤。
「もう探るな」と怖いほど真剣な目でいいます。
その頃、九龍にいるみゆきは、具合が悪くなって一休みしていました。
そこに、以前助けてくれた親子が偶然通りかかります。
少年のお母さんが踊り子と知り、みゆきは母の事を尋ねてみます。
聞いたことがないなぁと首をかしげるお母さんに、「あるはずがない。母もいるはずがない。もう死んでいますから」とうつむきながら答えるみゆき。
九龍ならもしかしているのかもしれないと思っての事。
そんなみゆきの様子に、「またうちの楽屋で休む?」と心配するおかあさん。
その近くを、急ぎ足で近づいてくる工藤の姿が…。
手にはさっき鯨井から取り上げたお札が握られています。
「なんでアイツまでこの札を!」と、頭の中は「何で」でいっぱいの工藤。
ふと立ち止まると、「この夏は、あの夏とは違うんだろ…?」と意味深につぶやきます。
違うのかもしれないと思った瞬間、「冗談じゃねェ!」と思わず壁を叩きます。
そのすぐ目の前にはみゆきと親子が。
突然のことに、両者が止まったように見つめあいます。
読み終わって…
何何何~!!
工藤さん、何をしっているのかな?
気になる~!!
そして、工藤とみゆきがバッタリ!
この両者の化学反応はどうでるのか、次回が楽しみです。