先週に引き続き実戦形式の練習。
2年生の旭一尊の速さに、1年生が「なんまら速い!」と驚嘆。
狼之神でも一番の俊足を誇り、3年生でも追いつけないのだとか。
パスを受けた杉ちゃんがシュートをするも、源間兄がキャッチ。
でも、紅露キャプテンから「今の良かったぞ」と頭をポン。
その様子に1年生が「紅露キャプテン…惚れるぜ」というも、上級生は「紅露キャプテンだけは怒らせるなよ」と不穏な事を言ってきます。
どうやら、かなりの狂暴な兄貴だったようです(そんな風にみえん!?)
ところかわって、水分補給をしている常丸のところに1年生の安海昌紀がやってきて、脚の具合を聞きます。
なぜそんなことを聞くのかと、ちょっとムッとする常丸。
安海はただ、インターハイで内転筋をを痛めたと聞いて心配して聞いただけだったのですが、常丸は源間兄のさぐりかと疑います。
源間兄は幼稚園児のシュートも全力で止めるような奴だけど、俺の方がチームを思いやる優秀なゴーリーだと伝えておけと言い捨てます。
さて…練習開始から約7時間が経過。
これで終わりかと思いきや、コート内を全力ダッシュで往復する「峠」メニューをサラッと伝える二瓶先生。
一往復を1合目として、山頂10合目を目指します。
いつもはこれで終わりなのか、上級生も「マジで?」とびっくり顔。
そんな部員に二瓶節がさく裂。
「俺は魔法使いだ!お前たちを可憐なお嬢様から、棒を持ったゴリラに変身させる魔法使いだ!」とめちゃくちゃだけどおもしろい。
これだから二瓶先生、好きだわ。
「一合目登ります!」と紅露キャプテンの掛け声で、ボードに並んだ部員が一斉にダッシュ。
10合目目指して往復します。
そのトップを走るのはロウ。
走りの速さでは部内一の旭は、ロウのスケーティング技術とホッケー選手の違いを目の当たりにし驚愕します。
そして、10合目を登り切った!…と思いきや、今度は下り。
紅露キャプテンの「10合目下ります!」に驚く1年生。
なんでも「峠は下りないと遭難して死ぬだろうが」だから。
くじけそうになる1年生を奮い立たせるのは源間弟。
「立て!気合入れろ。今がインターハイの決勝戦だぞ!」と、ここでもリーダーシップを発揮です。
ロウに対する態度は横柄だけど、こういうところはすごいんだよなぁ。
その間、二瓶先生は事務所に。
事務所のスタッフから「新入生は何人のこるかねぇ?チームのことを考えれば30人程度までしぼらなきゃいけないとしても…もったいないね」と、北海道のホッケー事情についての話が。
まずは王座奪還だねというスタッフに頭を下げ、事務所を後にする二瓶先生。
戻ると、2合目の下りを走る部員たちと、荒い息を吐きながら一人止まっているロウの姿が。
「どうした一年生…もう走れないか?」と聞く二瓶先生にロウは、「いや…峠の下まで下りてきたから待っている」と平然と答えます。
「ふん」と笑顔の二瓶先生です。