02巻:ヴァニタスの手記

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「僕の血を飲みたい…?」

昔のなつかしい頃の夢。

夢の中で、自分の事を「血を暴く牙」と言うノエ。
そのせいで血を飲みたくても気軽に飲めないようです。

夢から覚めたノエ。
ヴァニタスと屋根の上で朝食です。

かつてのパリは煤汚れていたのに、今は万能石「アストルマイト」のおかげできれいな青空。
研究が進むアストルマイトですが、その発生は過去の大規模な事故「混沌(バベル)」からできた石と、その正体は謎に包まれています。

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01巻:ヴァニタスの手記

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きれいな絵に惹かれて読み始めましたこちら。
吸血鬼とヴァニタスの本という呪われた本を巡ってのお話です。

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「パリに吸血鬼現る!」

飛空船の掲示板に貼りだされたニュースに不安を隠せない人々。
昔、人間との戦争で負けてほろんだはず、生き残りがいた、作り話だろ…と、さまざまな憶測が飛び交います。

そんな人々の中、具合が悪そうな一人の女性。
倒れそうなところを、いち早く気が付いたノエが助けるところかお話が始まります。

女性の名前はアメリア。
ある医者に病気を治してもらうため、パリに行く途中でした。
観光ですかと尋ねるアメリアに、ノエは「『ヴァニタスの書』を探しに」と答えます。

ヴァニタスの書は、「蒼月の吸血鬼」という童話に登場する呪われた本の名前。
蒼い革表紙に漆黒の紙、銀の鎖で繋がれた機械仕掛けの魔導書。
ヴァニタスが作り上げた、“吸血鬼の真実の名前”に干渉する力が宿った特別な本なのです。

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