01巻:かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(1) (ヤングジャンプコミックス) [ 赤坂アカ ]

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人を好きになり、告白し、結ばれる。

そんな恋人達の間にも明確な力関係が存在。

搾取する側と、される側。
尽くす側と、尽くされる側。
勝者と敗者。

恋愛は戦!
好きになった方が負け!!

そんな思想から熾烈な恋の駆け引きをしているのが、由緒正しき名門校・私立秀知院学園でも注目されている二人。

全国でもトップクラスの優れた頭脳を持つ、生徒会長の白銀御行(しろがねみゆき)。

四宮グループのご令嬢であり天才、副会長の四宮かぐや。

最初は「付き合ってやってもいい」という発想で接していたものの、今ではすっかり「いかに相手に告白さるか」にシフトチェンジしてしまっている二人。

日々、恋の駆け引きを繰り広げているのでした。

 

VS 映画に誘わせたい

きっかけは、生徒会書記の藤原千花。

懸賞で当たった映画のペアチケット(公開は週末まで)を、興味ある方に譲りたいと持ってきました。

ドケチな白銀御行は、わざとらしくスケジュール帳を見て「そういえば週末は珍しくオフだったな。だったら四宮、俺達で…」と、さりげなさを演出して誘おうとします。

が、次の藤原書記の言葉でストップ!

この映画を男女で観に行くと、二人は結ばれるジンクスがあるとか

途中まで誘いの言葉を口にしてしまっていため、まるで告白のようになってしまい万事休す!

考えた末、「どうする?お前は俺とこの映画を見に行きたいのか?」と切り込んだうまい返しを展開します。

ちなみにこのチケットは、かぐやが偽装して千花宅のポストに投函したもの。

しかも、白銀御行のスケジュール帳をこっそり盗み見て、空いている日を狙い撃ちまでしているほど。

裏工作に力を入れているだけに、ここで断るわけにはいかない。

でも、自分が不利になるわけにはいかない…。

考えた末の手段が、四宮家の帝王学が生み出した一子相伝の交渉術「純真無垢(カマトト)」。

 

そんな二人のバトルに、藤原書記が「もし恋愛映画がお嫌でしたら、『とっとり鳥の助』のチケットもありますよ~」と、まとまりかけた戦略をぶっ壊す。

莫大に増えた選択肢を処理するため、二人の頭脳は限界。

「(脳に必要な)糖質を取らねば!」と、藤原書記の前に置かれている饅頭に手を伸ばすも、あえなく藤原書記官に食べられてしまいます。

午後の授業の始まりを告げる鐘が鳴ったため、両者敗北。
決着はつかず。

 

第二ラウンドは、放課後。

トランプ勝負で「勝者は敗者になんでも一つ、お願い事ができる」を持ち掛けたかぐや。
シンプルに、ババ抜き勝負です。

「彼女から仕掛けてきた勝負…何かしら勝利への策略を用意してるに違いない」と、警戒しつつ様子をみる白銀御行。

が…

その前にババを引いてしまい焦る事に。

ちょっとした罠をしかけますが、あっさりと引っかかるかぐや。
「あら残念。ジョーカーでした」と微笑む様子に、かぐやの狙いがわからなくなり不安になります。

もしかして、片付け中に映画のチケットをさりげなく落とすとか?

そこで涙ながらに「せっかく頂いたチケットですから、一人っきりでも観にいきますわ…」なんて言われれば、「わかった、わかった!お願い事は『一緒に行こう』でどうだ!?」と、ならざるを得ない。

 

この白銀御行の考えは、大筋で当たり。

白銀の様子から、「これが会長を映画に誘わせる為の策だと気づかれた!?」と慌てるかぐや。

なぜなら、そうしたらかぐやがどうしても会長と映画を観に行きたいと思われてしまうから。

いやいや、違う!
これは私を映画に誘いたいくせにプライドが邪魔して誘えない会長の為に用意してあげたのだと、別に私は会長の事を好きとかそういうのじゃないと、自分を奮い立たせるます。

 

かぐやの願いが通じたのか、勝負は会長の勝ち。

計画通りと、手が滑ったふりをして書類に挟んでいたチケットに目を向けるのですが、そこにチケットはなし。

思わず呆けてしまうかぐや。
実は、会長がこっそりと抜き取っていたのでした。

「これで四宮に『一緒に映画に行ってくれ』とお願いする羽目になることはない」と思う白銀御行でしたが、なぜか心はすっきりしないのでした。

 

考えた末、「おや、こんな所にチケットが落ちてるではないか」と、拾うふりしてかぐやに渡す白銀。

そして、「ふむ…折角だ。このチケットを一枚、頂くという『お願い』はどうだ?」と提案します。
「もう一枚は、お前が『自由』にすればいい」という言葉に、笑顔になるかぐや。

「もしかしたら、当日…バッタリ出くわすなんて事…あるはずない!」と笑い飛ばす二人でした。




 

VS 映画を一緒に隣で見たい

ママチャリで映画館に向かう白銀。
その様子をうかがう謎の人物数名…白銀の行動について報告を受けるのは、かぐや。

バッタリを装った作戦大成功です。

 

入館すると、鑑賞券を持って入ろうとするかぐやを「カウンターで入場券に交換してもらう必要がある」と白銀が止めます。
すると、なぜかフードコーナーの売り場に。

どうやら、かぐや様は映画館に来た事がないようです。

白銀の後ろに並び、カウンターに並ぶかぐや。
てっきりついてきていると思いきや、次のカウンターが空くのをまっている様子。

その様子に、白銀はフリーズ。
それでも隣同士の席を選べない。

当のかぐやは、次に空いたカウンターで「座席をお選びください」というスタッフの言葉にフリーズ。

頭に浮かぶのは「座席指定って何…?

身の回りは世話は住み込みのハウスキーパー。
学校への送迎は専属運転手。
食事は三ツ星ホテルでスカウトされたプロの料理人。

チケットを一人で購入するなんて事とは縁がない、国内屈指の最富裕層。
まさに、未知との遭遇。

混乱した自分を落ち着かせ、「目的はこの恋愛映画で『会長の隣で観る事』」と、この窮地を抜けるべく頭を働かせます。

 

一方、白銀もこの思ってもみなかった事態に、頭をフル回転。

購入した座席番号を伝えればいいのだけれども、そんな事をしたら「あら、そんなに私と一緒に観たいのですか?」と言われること必須。
それは白銀的にNG!

あくまでも自然に自分の座席を伝える方法はないものかと思考を巡らしていると、ふと子供向けアニメ映画の国民的マスコット「ペンたん」の姿に目が留まります。

その映画のタイトルは「12匹のペンギンG」

これだとひらめく白銀。
「12匹のペンギンG」すなわち「G-12」。

 

先に座席指定をし、さりげなくかぐやの近くに。

「あの『ペンたん』がつい印象に残ってしまってな、それにちなんだ座席にしてしまった」と言い、先に行きます。

しばらく考えたかぐや。
ハッとひらめきます。

「ペンたん」→「C5H12(ペンタン:pentane)

という事で、かぐやが選んだのは(H5は埋まっていたので)H12。

 

その結果は…

「…どうしてこうなったんだろう」と思うかぐやでした。

 

VS お弁当を食べたい!

お昼。
校内でお弁当を食べていたカップル。

「はい、あ~ん♡」と食べさせてあげるやりとりに、「はしたない!」と嫌悪感を表すかぐや。

「そうまで怒る事か?」とあきれる白銀。
生徒会室にて、自分で作ったお弁当を広げます。

何気なく見た白銀のお弁当に釘付けになるかぐや。

かぐやの昼食は、四宮家の専属料理人が休み時間に、温かいできたてのお弁当を届けてくれます。
栄養バランスはもちろん、旬の食材を基調とした調和の取れた豪華なお弁当。

会長の和洋のジャンルを問わず、食べたいものをとにかく詰め込んだかのようお弁当に、激しく心惹かれます。

 

そこに、藤原書記が登場。

白銀のお弁当をみて、「おいしそー。いいなー、一口分けてくださいよー」とハンバーグをもらいます。
そのおいしさに感激。

そんな様子の藤原書記を、氷のような視線でみつめるかぐや。
その心は…

あたなが明日、死ぬとしても、私はもう助けてあげません。

そんなかぐやの軽蔑しきった目線に気が付いた白銀。
自分に向けられた眼差しと勘違いし「そんなに俺の弁当は惨めか?」と誤解。

「目に物をみせてくれる!!」と対抗心から、水筒に入れていたお味噌汁を出します。

「弁当の米は冷えて硬くなっていかんが、味噌汁と一緒にいただくと最高の一品に化ける」とお茶漬け理論を展開。
さらに味見をさせてもらった藤原も感心・感激。

「お前は冷や飯の旨さなどしらんであろう!」と心の中で思いながらちらりと視線を向けると、さらに軽蔑度が上がった冷たい目!

その時のかぐやの心のうちは…

さよなら藤原さん、絶好よ

やっぱり視線は白銀とかぐやの間にいる藤原書記。
誤解は解けぬまま。

 

翌日。

旬の食材の中でも最高級のものを産地直送で調理した、いつも以上に気合の入ったお弁当を持ってくるかぐや。

その豪勢なお弁当に、生唾を飲み込む白銀。
「さぁ、一口分けてくださいとお願いすることですね」とほくそえむかぐや。

寛大な心で会長のお弁当と交換してあげますよ…と思っているかぐやの心とは裏腹に、自分のお弁当を取り出す白銀。

タコさんウィンナーが食べたいかぐやは、「会長…たしか牡蠣、好物でしたよね。お一ついかがですか」と詰め寄りますが、その不穏なオーラから警戒されてしまいます。

「おれは憐れまれている!?」と勘違いし、「そんな高級なものを譲られても、返せるようなものがない!」と拒否。

かぐや、撃沈。

 

…と、藤原書記が食べているお弁当が、白銀と同じものである事に気が付きます。
なんと、作ってもらっていたのでした。

 

かぐやの気迫に恐ろしさを感じた白銀は、「今日は部活連の会合の日ではないか!」とハイスピードでお弁当を完食。
そして逃げるように退出。

空になったお弁当箱を見て、「タコウィンナーが…」と落ち込むかぐやでしたが、藤原書記がかぐやの口の中にタコさんウィンナーを入れます。

「おいしいでしょ?一緒に食べよ?」とにっこり笑う藤原に、「ごめんなさい、私は誤解していました。あなたはちゃんと人よ。自信、持って」と肩をつかんで励ますのでした。

 

VS 学校に徒歩で行きたい!

旧財閥の一つ、四宮家の長女であるがゆえ、通学はいつも専属運転手による車。
いつも窓から見える、楽しそうに友人と登校する姿に憧れていました。

そんなある日、車のトラブルが発生。

それを理由に、自分から「今日は歩いていくわ」と引き留める運転手の声を無視して歩き始めます。

 

生まれて初めての、徒歩通学。

こんな機会はもうないかもしれないと、白銀が自転車で通るであろう道を歩き始めるかぐや。

ところが、途中で泣いている小学生の女の子をみてしまい、学校まで一緒に行く事になってしまいます。

「いままでどうやって学校に行ってたの?」と聞くと、帰ってきた答えは「イエティ」。

もう高学年だから、集団登校はない。
今後は一人で行かないといけないと、また激しく泣き始める小学生。

「一人はいや、みんなと一緒がいい!」という言葉に、はっとするかぐや。
車での送迎時、友人と楽しそうに通学する姿を見ていた自分と気持ちが重なります。

かぐやは小学生の目線に合わせるように膝をおると、「集団登校が終わったからといって、別に一人で登校しなきゃいけないわけじゃないのよ?友達と待ち合わせするなり、迎えにいくなりして、一緒に学校に行けば良いじゃない」と教えてあげます。

かぐやの言葉に、「頭いい!お姉ちゃん天才!?」と興奮する小学生。

…と、道路の向こうから「ミキティー!」と呼ぶ女の子の姿が。
イエティでした。

 

一緒に歩き始める二人の姿を見送ると、「さて…ここはどこかしら」と気持ちが沈むかぐや。

すでに時間は始業時間の5分前。
遅刻決定です。

「遅刻したなんて知られたら、もう一人で学校いくなんて許してもらえなくなるわね…」と寂しそうに言うかぐや。

 

そこに、全速力で自転車を走らせている白銀が!

「こんなところで何をしている!?始業チャイムまでもう時間がないぞ!」と、かぐやに自転車の後ろに乗るように言います。

「遅刻はダメで、二人乗りはOKと…」とクスリと笑うかぐやに、「校則を優先するのが生徒会だ」と答える白銀。

会長の運転する自転車にのって、一緒に登校です。

 

*その他、「懸賞クイズ」「会長の恋愛相談」「海 VS 山」「20の質問」「居眠り中の悪戯」とあり。




 

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