01巻:今日から俺は!!ー最強コンビ誕生ー

【中古】少年コミック 今日から俺は!!(1) / 西森博之

価格:400円
(2019/5/27 14:46時点)

転校をきっかけに、のほほんとした生活からおさらばするため、頭を金髪にした三橋隆志。
時を同じく、理髪店に来た伊藤真司と運命の出会いを果たします。

初登校。
教室で挨拶していると、もう一人の転校生・伊藤が教室に入ってきます。
なんと、二人とも同じクラスに同じ日に転校。

「昨日の!?」と気が付く二人。
チェンジする前の姿を思い出し吹き出す三橋。
それに怒り殴りつける伊藤。
しょっぱなから喧嘩です。

そんな騒ぎと外見から、さっそく目をつけられる二人。
屋上にいるときに集団で囲まれるしまうと、「弱い者いじめは大嫌いだ」と伊藤が助太刀。

が…

あんな奴らは俺だけで十分だと、いつのまにか三橋VS伊藤の戦いに。

ツッパリ連中は、「あいつはやべー」と退散。

 

帰り道。

昨日からツッパリはじめた野郎があんなに強いとは…と、お互いに思いつつ。
「なにつけてんだ!?」と、またまた言い争いに。

競って歩いていると、ヤクザのおにーさんに勢いよくぶつかってしまいます。

「やばい!」と思いつつ、ついついお互いの見栄から喧嘩を吹っかけてしまう二人。
内心ドキドキ。

怒ったやーさんのパンチを間一髪でかわし、植木に身を隠して逃げおおせます。

 

翌朝。
登校した三橋を待っていたのは、昨日の連中。

「おめーが丸坊主になって俺の舎弟になるってんだったら、許してやってもいいぜ」という一言に、三橋のパンチがさく裂!
三橋VS集団!

その様子を見ていた伊藤は、三橋の強さを認め「混ざってやるぜ!」と加勢。

二人の強さで圧勝!
そして、「仲良くやろーじゃねーか!」と最強コンビの誕生です。

 

放課後。
二人で歩いていると、今朝やられたつっぱりが、なんと昨日のやーさんを連れて待ち伏せ。

「かわいいコーハイ、こんなにしやがって」と詰め寄ってきたヤーさんに、まず伊藤のつんつん頭で驚かし道路に出す三橋。
そこにタイミングよくトラックが突っ込んできてヤーさんに激突。

倒れたヤーさんを足蹴にする三橋でした。

 

三橋と伊藤を遠くから眺めるツッパリ2人組(藤枝と舎弟)。
ヤクザを一人病院送りした事を話していると、ガンつけてきた上級生(酒井)を瞬殺。

その様子から「かかわりたくねぇーヤローだな…」という藤枝に、「このままじゃ示しつきませんぜ!」と舎弟。
そして「いい考えがあります」と、なにやらよからぬ話を…。

 

三橋と伊藤が廊下を歩いていると、藤枝と舎弟、そして女子生徒がズラリと待ち構えています。

藤枝が「君たちは今朝、一方的に3年の酒井君を殴ったらしーじゃないか。酒井君に謝りたまえ!」と一喝。
その話口調に思わず吹き出す二人。

「バカやろう!ふざけるのはやめたまえ!」というさらなる藤枝の言葉に怒る伊藤。

三橋が藤枝の首元をつかむと、女子生徒が強烈な一撃でその手を払います。
そして「いい加減になさいよ!」と、他の女子からも大ブーイング!

これには三橋も伊藤も成すすべなく退散するしかなし。

 

トイレに逃げ込んだ二人。
「一発殴ってから逃げればよかった!」と怒り心頭の三橋。

そこに、藤枝たちの声が。
なんと、殴られた腹いせに男子生徒(中村君)をいたぶっているところ!

大義名分で殴れると喜びの笑い声をあげる三橋。
ところが、「なんだ、君たちはまた暴力をふるっているのか!」という藤枝の一声を聞きつけた女子軍団が「なんですって!」と男子トイレの扉を全開に!

中村君が顔から血を流しているのを「こいつらがやったんだよ」と、自分たちの暴力行為を二人になすりつける藤枝。
ますますヒートアップする女子集団。
二人を責め立てます。

 

翌日。
生徒会予算が盗まれるという盗難事件が勃発!
その犯人に三橋と伊藤が疑われます。

ちょうど通った教室で、藤枝がサンデーを読んでいる姿をみつけた三橋は「貸してよ」とお願いします。

その様子をみていた藤枝の舎弟は「あいつ、許してほしいんじゃないスか!」と笑いながら言いますが、「辞めるまでイジメてやるぜ」と藤枝。

 

生徒会予算が盗まれた事を知った伊藤。
どうも自分たちが疑われているらしいことを三橋に伝えるも、「この漫画返しておいてくれない?」と気にしていない様子。

なんで俺が…と思いつつ、体育の授業で不在だった藤枝の机にサンデーを返しておきます。

 

放課後。

またまた女子軍団と共にやってきた藤枝。
しかも、暴力対策として柔道部部員もセット。
「生徒会予算を返せ」と迫ります。

逃げると見せかけて藤枝にキックをお見舞いする三橋。
柔道部員がつかみかかろうとした瞬間、「あーーーー!?」と素っ頓狂な声を上げて藤枝が落としたサンデーを指差します。

なんとそこには、生徒会予算のお金が…。

一気に形勢が悪くなる藤枝。
追い打ちをかけるように、トイレで暴力を振るわれた中村君も「僕を殴ったのはこの人たちなんだ!」と藤枝の悪行をバラします。

結果、藤枝と舎弟たちは三橋と伊藤によってボコボコに。
さらに、お金を盗んだことで退学に…。

 

後日。

「あいつ悪い奴だったなぁー」と言う伊藤。
「でも悪いことしたな!まさか退学になるとはなっ!」と軽い調子で言う三橋。

実は、生徒会予算の泥棒騒ぎは、三橋の仕組んだ罠だったのでした。

 

三橋と伊藤の強さを聞きつけた女子校のツッパリから、しつこい男どもを追い払ってほしいという依頼が。
依頼者の京子さんは美人で、二人はノリノリ。

女装して学校に潜入。
放課後、校門にはこのあたりで一番強いと言われているツッパリ連中が…。

(女装したことでストレスが溜まっている)伊藤は、いつも以上の迫力でボコボコに。

「また何かあったら伊藤まで!」と言い、この件はとりあえず一件落着です。

 

ところが、やられた仕返しに京子さんが連れ去られてしまいます。
三橋と伊藤に対して「工場跡に来い」という伝言があったことを聞くと、まずは伊藤が女装して乗り込みます。

待ち受けていたのは4人。

大人しくしていれば女(京子さん)は無事に帰してやる。
その言葉に、持っていた鉄パイプを捨て、殴られる伊藤。
ボロボロに殴られ、女装していることがばれてしまいます。

手足を縛られ声が出せない状態でロッカーに閉じ込められ京子さんは、隙間からその様子を見る事しかできず。
頭を使ってなんとか扉を開けようとするのですが、「大人しくしてろ!」と蹴られてしまいます。

そこに、三橋が「終わったぁ~?」と入ってきます。

倒れている伊藤の姿から、事態を把握。
でも、三橋も人質をエサに殴られます。

が…

二発目はなく、「人質がどうなっていいのか!?」という言葉に対して「聞こえねぇー!」と言いながら全員フルボッコする三橋。
京子さんの居場所を聞きだすと、駆け付けた女子校のツッパリ仲間が救出します。

自由になった京子さんは、両腕を広げる三橋をスルーして伊藤にひっしと抱きつき!
ハッピーエンド?




空手4段の先生から、「明日までにその髪型をなんとかしてこい」と言われた三橋と伊藤。
さすがに空手4段、しかも先生を相手に喧嘩はできず、どうしたもんかと頭を抱えます。

どうしたもんかと考えていると、「子供を見ませんでしたか?」と外国人の男性に声を掛けられる三橋。
メチャクチャの英語に男性が退散すると、こんどは別の外国人の男性がやってきて、「あの子をどこにやった!」と掴みかかってきました。

「なにしやがるんだ!」と一発入れると、男性はノックアウト。
去ろうとすると、今度は制服をひっぱる者が…。

「えー加減にせんかい!」と振り向きながらかばんを振り回すと、そこには頭に手をやる小さい外国の少女が…。

盛大な泣き声で人が集まってしまい、目にもとまらぬ速さでその場から子どもを抱きかかえて撤退。
お菓子屋さんでキャンディーをいっぱい購入して泣き止ませます。

その様子に「妹思いのお兄ちゃんね」と、にっこり笑いかける店員さん。
その言葉に、三橋の中でアイデアがひらめきます。

 

学校に女の子と共に登校した三橋。
「妹です」と女の子を紹介。
これで金髪を黒髪に戻さなくてもいいように。

「それは誘拐というんじゃないのかな…」という伊藤の言葉に、「拾ったんでい!」と言うも苦しい言い訳です。

 

誘拐犯になるのはごめんだと、少女をダンボール箱に入れて原っぱん置き去りにする三橋。

俺にはそんなことはできねーと、伊藤が少女の元に戻ると、そこには三橋の姿が。
「世の中、悪い奴なんかいねーなー」と思いながら近づくと、伊藤の写真を見せて「ハンニン!」と答える練習をさせていました。

 

仕方なく少女を連れて街を歩いていると、警察やパトカーの姿が…。
歩いている人の話から金髪の男を探しているらしという話に、二人は真っ青。

…と、キャンディーを購入したお店の近くを通った時、「あっ、あの子よ!」と警察に知らせる店員さんの姿が。

とっさに逃げるも、逃げ込んだ家に張り込んでいた警察によって捕まってしまいます。

子ども確保の知らせに両親がすっ飛んできますが、まさかの人違い。
しかも、その両親の父親は、三橋がぶっ飛ばした外国人の男性。

そこに本当の誘拐犯が子供を連れて自首してきます。
なんと、三橋に「子供をみかけなかったか?」と聞いてきた外国人の男性。

 

犯罪者にならなくてよかったと安心するも、「じゃあ、この子は誰の子だ!?」と慌てる伊藤。

その答えは、三橋の母が知っていました。

名前はセリカちゃん。
アメリカ人と結婚したユキちゃんの子ども。

伊藤さんが怒ったのは言うまでもありません。

 

電車のなかでガンつけあう、三橋と他校のツッパリ男子。

「次で降りろ」と声を掛けられるものの、三橋は降りることなくしまった扉から変顔でからかいます。

そのまま発車するとか思いきや、再び扉が開いて…。

すかさずツッパリ男子が殴りかかりますが、閉まった扉に手を挟まれ、三橋にボコボコにされてしまいます。

 

ツッパリ男子は、私立紅羽高等学校で番を張る今井。
手に包帯を巻いた今井の姿に、一番の舎弟・谷川が驚愕。

「金髪のヤローを探せ!」という今井に、「そいつは三橋って奴っすよ!やめた方がいいすよ!」と止めます。

誰とケンカしても、相手が何人でも負けた事がない。
「めちゃくちゃ卑怯なんです!」と。

 

谷川の話から、「俺はこの漫画に悪役として登場している。卑劣さで負けるわけにはいかんのだ」と、落とし穴を掘ります。
しかも、う〇ち入り。

谷川に果たし状を持っていかせると、その内容に三橋は激怒。
持ってきた谷川をボコボコに。

「オレもあいつが落とし穴に落ちるのが楽しみになってきました」と今井に報告する谷川。

 

放課後。

今井が待つ公園い行く途中、女子生徒から声を掛けられた三橋は、そのままお茶を楽しむことに。
公園では、今井&谷川が待ちぼうけ。

 

夜になっても来ない三橋。

「俺たちが半日もかかって作った落とし穴、フイにしやがって!」と言いながら歩いていると、なんと女子生徒と楽しくお茶する三橋の姿が。
思わず窓から変顔でからかう今井さんですが、これが逆効果。
大爆笑!

怒りに窓をぶち破って店に入る今井。
「一発でも入れられたら拍手してやんぜ!」と言う今井の言葉に、瞬殺で2発のパンチを叩きこむ三橋。

三橋のパンチに倒れながらも、余裕で起き上がる今井。
その姿に、ちょっと恐れる三橋。

その騒ぎを聞きつけて、いつかのヤーさんが登場。
その強さから、とっさに逃げる三橋と伊藤。

追いかけてくるヤーさんから逃げるため、まずは伊藤を囮に。

次に、同じく追いかけてきた今井を罠にはめてヤーさんの餌食に。

そして、ヤーさんから逃げ切った三橋。
捕まったのは、今井&谷川が作った落とし穴でした。

 

いつの間にか、京子さんと付き合っている伊藤。
嫉妬と言う名の殺意を隠しつつ、二人のデートをつける三橋。

途中、見せびらかすように目の前でイチャつくカップルの男性を一人退治。

公園では、ベンチに座って仲良くする伊藤に、陰からゴミ箱を投げつけるという悪役っぷりです。

 

翌日。

伊藤を連れて不良少女が集まるカフェに来た三橋。
そこで、たばこを吸う京子さんにバッタリ。

京子さんが煙草を吸っているのを知り、ショックを受ける伊藤。
「煙草を吸う女は嫌い?」と聞く京子さんに、「嫌いだ!」とはっきり。

そして、「女の子が煙草を吸うと、子どもができる時に…」といいにくそうに言うと、京子さんは「私やめます!」と煙草をぐしゃり。
最悪な展開になることを応援していた三橋は、ショックで石に。

 

三橋をそのままに二人で歩き始める伊藤と京子さん。
三橋に彼女がいないと聞くと、「いい人だしハンサムなのに」と不思議がります。

「いい人」という評価に、おもわず「あいつは信用しちゃいけねーな」と言ってしまう伊藤。

友達の悪口を言う伊藤に嫌悪感を覚えた京子は、「帰る!」といってその場を去ってしまいます。
伊藤、ショック!

 

翌日。

三橋のところに京子さんが。
「伊藤さん、怒ってました?」と、つい昨日、伊藤が三橋の悪口を言っていたことを口を滑らしてしまいます。

慌ててフォローすると、「伊藤は俺の悪口をいうけど、他人にゃ絶対に言わせーんだよ!いい奴だぜ、伊藤は!」とにっこり笑顔。
そんな三橋に、京子さんの心は揺れ動き!

 

そこに、「人のカノジョを!」と伊藤が登場。
さらに、昨日、三橋がのしたカップルに男性…坂本が三橋をみつけて、一緒にいた今井&谷川に「あいつだ!」と。

今井は、武器を手に京子さんを人質にして三橋に襲い掛かりますが、三橋の異様な速さに京子さんを人質にすることはできず。
代わりに、伊藤をつかまえますが、男の人質が三橋に通じるわけもなし。

でも、坂本がマジになってしまったのを見て、奪っていた武器を谷口に投げ渡して手ぶらになったとみせかけて、隠し持っていた目つぶしを投げつけます。
そして、手あたり次第、鉄棒で剣道よろしくメッタ打ち!

その様子に京子さん、ドン引き。
伊藤さんに再び心が戻った瞬間でした。

 

屋上から教室に戻る途中で、カツアゲ現場を目撃する二人。
伊藤が口をはさむと、「俺は一人じゃねーんだぞ」と脅してくる3年男子の言葉に、三橋が無言で攻撃します。

カツアゲされていた男子生徒に話から、大きな組織を持つ裏番の一員だったことが判明。
帰り道、二人が別れたところで待ち伏せされます。

多勢に無勢で、それぞれ別の場所でボコボコにされる二人。
「明日からその金髪でくんじゃねーぞ。金も忘れんな」との言葉通り、翌日登校した三橋の髪は金髪から真っ黒に。

「おまえもやめときな。あいつらには勝てねぇ」と言う三橋の言葉に「もーてめーとは話さねぇ!」と絶交宣言する伊藤でした。

 

すっかり普通の男子生徒の三橋とは逆に、裏番メンバーに次々とケンカを挑んでいく伊藤。
その中で、腕を折られるという事態にまで発展してしまいます。

その頃。
白鳥率いる裏番のメンバーの姿が、たまり場で見られなくなっていました。
「最近、集まり悪くねーかよ」と、ちょい不満気味の白鳥。

 

その数日後、ついに全員が学校に来ないという事態に。
聞けば、闇討ちにあって全員が入院していると!

腕が折れている伊藤のはずがないとたまり場に行くと、そこには金髪のいつも通りの三橋が待ち受けていました。
伊藤が反抗して目をつけられている間、三橋は従順なふりして一人ずつ片付けていたのです。

三橋、本気の怒りが爆発です。

 

片腕に包帯を巻きながらも、木刀を手にした伊藤が裏番の白鳥を倒すため部屋を訪れると、そこから出てきたのは三橋。
金髪姿の三橋に、「やっぱいーじゃん」と絶賛。

嬉しそうに笑う伊藤に「てめーの分も残しといてやったんだ」と、顔の一部だけ被害を受けていない白鳥を見せます。
思わず、「これのどこを殴れっての!?」

「伊藤君は思った通りに行動してくれて助かるなー」と高笑いの三橋に、まぁいいけどねと思う伊藤でした。

 

【次巻】

<別冊>
今日から俺は!!~勇者サガワとあの二人編~




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